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第4回 Knowledge saves lives.―“哲学”の問題、かな―

【森 慶太】
1966年静岡県生まれ。
筑波大卒。
自動車雑誌編集部を経て96年からフリーランスに。
著書に、「乗れるクルマ、乗ってはいけないクルマ」(三笠書房) 「『中古車選び』これだけは知っておけ!」(三笠書房)など。



コドモ(たしか3歳児ぐらいだったと思う)の身体の重量バランスを体験できる重さ12kgのヘルメット。かぶると、頭がグラングラン。衝突時に頸部へかかる負担がオトナと較べてものすごくデカいってことが誰でもわかる。
 今月のツカミネタとして、アルファ156GTAはすげえよかった……らしいですよ。乗った人によると。試乗会の案内来てたんだけど、あたしゃ原稿書き 上げられなくて行けなんだ。サラ(フィアット・オート・ジャパンの広報部長ギャル)ごめんねって感じでもう。あと、コペンのことは前回書いたけどほかにオペルのベクトラやマツダのアテンザが非常によござんした。サーブの新型9-3とかマツダの新型デミオあたりも素晴らしかった。

 コペンと一連の最近のマツダ車に乗って、私は日本車に対する認識を少なからず改めつつある。つまり、自分のモノとして気持ちよくつきあえるマトモなクルマが増えてきたということで。この先期待できるんじゃないかということで。非常にいい。ちょっと真剣にクルマ選び考え出すとガイシャしかなくなっちゃう、みたいな状況はヤッパ悲しいでしょ。読者の皆さんも、イタ車ばっか乗ってないで(笑)たまには日本の国のクルマも試してみましょう。ディーラー行ったりして。アテンザなんて、冗談ぬき156から乗り換えてもそんなにガッカリしないと思う。156からアテンザに乗り換える人はあんまいないだろうけど。

 どうしたことか、ここしばらくはクズじゃない(どころか積極的にホメたくなる)クルマがまとめて出たねえ。嬉しいよ。ほんとに。そういえば、シトロエンのサクソVTSもヨカッタぁ。新生シトロエン・ジャポンの仕切りになって用意された広報車に乗ったんだけど、前に新西武仕切りのときに借りたヤツとはアシがまるで別モンで笑った(一説によると、以前のヤツはシトロエン・スポールのグループN用キットがついてたらしい)。それと、さっき借りてきたプントの広報車のおろしたてのヤツ(走行600km台)もやっぱり何度乗っても素晴らしいイッピンで。冷却ファンかナンかが作動した瞬間ミョーな音が聞こえてきたりはしたけれど。
でもって上を仰ぎ見ると、そこにはこのようなリッパなカンバンが。いわく、「コドモは小さなオトナではありません」。したがって「彼らには専用の安全装備が必要なのです」。ね。説得力、あるでしょ? めちゃめちゃ。


 ああそれと、今年イチバンの大ヒットとしてプジョー406のスポーツ。あれはマジ、50m走っただけで泣きそうになった。どんぐらいヨカッタかって、私が会話した範囲では経験者全員がカンゲキしてた。あんまりヨカッタんで知り合いの編集者に電話して「あれ、満点でしょ」っていったら「そういう電話してきたの、モリさんで3人目ですよ」だって。“スポーツ”なクルマとしてはむしろ既存のオートマのほうが乗りアジはそれらしいんだけど、とにかくホンモノのプジョーのアシがついてて超ビックリ。乗り心地のいいこといいこと。プジョーの人にあれこれきいてたら、どうもプジョーってオートマとマニュアルでダンパーが違うらしい。なんでかね。

 こないだ乗った307スタイル(排気量1.6でタイヤが195のヤツ)もMTとATでアシ違ったな。でまた、その307スタイルも乗ったらよくてねえ。406スポーツほど超絶じゃなかったけど、やっぱりホンモノのプジョーの走りと乗り心地になっていて。あれだったら、147とけっこう真剣に迷えると思う。なお、ひとつちっちゃなアドヴァイスとして芦ノ湖スカイラインをかっトバしてスカッとしたい人にはむしろMTよりATのほうがイイかもしれない。ギア比、特にセカンドがコースに合ってるから。

 ところで。実は今回、このコラムにはボルボの安全関係のことを書こうと思ってたわけですよ。こないだ5月にスウェーデンまで行って見てきたことを。なんだけど、ちょっとスペースが苦しくなってきた。しょうがないから、写真を見てみてください。あそこんちはこういうジミながら効果的なPR活動というか啓蒙活動をやってるんですよってことで。日本を中心としてインチキくさい安全ぶりっこメーカーが多いなか、こういうことやられると「さすがねえ」っていうしかないという。私が書こうとしてたのは写真見るだけでソクわかっちゃう感じのことだから(逆にいうとそれだけ写真にうつってる内容が秀逸ってことですね)、そっちのほうが話はやいでしょ。
ナレッジ・セイヴズ・ライヴズ。これまた壁の上のほうにかかってたカンバンのひとつ。重み、ありまくり。こういう簡潔ないいまわしさせると、英語ってホント高性能だと思う。翻って、日本の道路周辺でよく見る交通標語のアホらしいこと。「とばしたい/抜きたい心に/ブレーキを」って、それ風営法関係か?

○km/hで衝突した瞬間アナタの体重がどれだけデカくなるか教えてくれるヘルスメーター。衝突時のGを掛け算してた数字が出るわけ。オトナの男性だとたぶん2トンぐらいになる。0km/h時の数字つまり普段の体重を表示する窓にフタがついているのは気がきいている。




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