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第24回 「ダイエット設計からは生まれない」 Alfa Romeo RZ


【森 慶太】
1966年静岡県生まれ。
筑波大卒。
自動車雑誌編集部を経て96年からフリーランスに。
著書に、「乗れるクルマ、乗ってはいけないクルマ」(三笠書房) 「『中古車選び』これだけは知っておけ!」(三笠書房) 「買って得するクルマ損するクルマ―新車購入全371台徹底ガイド」 (講談社)他多数。最近、子供も生まれ、家も建て、ますます精力的に世界中を飛び回っている。


 22歳で免許を取り、自動車雑誌『NAVI』に入社したときにはバリバリの若葉マーク。
廃車寸前の86レビンで夜毎筑波パープルラインに通い、みるみる運転の腕前を上げていった若き日の森慶太は、それから10余年、今や気鋭の自動車ジャーナリスト。
明快な論点、みずみずしい視点、の森慶太が駆る。イタリア車ははたしてどうなのか。


身体バランスがイイ

 どうもこうも、ご無沙汰しておりました。すいません原稿書くのサボっちゃって。なんかこのコラムを読むのを楽しみにしててくれた人らもいたみたいで「どーなってんの!?」ってメールをもらったし、もちろんイタ車雑貨店の店員さんとシャチョーさんにも叱られました。「すいません」としかいいようがないんだよなあ。すいません。最後お局様が電話かけてきて、あれがいちばんコワかった。ちなみにお局様って店員ね。オンナの。店いって顔みてやってください。コワいから。

  そういえば先日、雑誌でいっしょに仕事してるサームラシンタローさんて人からもいわれましたよ。「あのコラムで知って林センセーの本買いました」って。林センセーって林義正さんね。でもって本は、『世界最高のレーシングエンジンを作る』だったかな。名著。なんだけど、引っ越しのドサクサでどっかいっちゃって出てこないの、いま。ウチのは。高い本じゃないしまた買えばいいんだけど。

  すいませんといえば今回のRZもすいません。乗らしてもらったのずいぶん前のことなのに。メモとったノートはどこ探しても出てこないし。まあロクなこと書いてなかったけど。

  えー、前説としてはこうです。まず最初にSZに乗ったらそれがすげえよくて、75のガワ違い程度だと思ってたのが大間違いだったとわかった。で、75のガワ違いのさらに屋根切りバージョン=RZなんて河口湖の正月暴走車のイタリア版じゃねえかと思ってたのもひょっとして大間違いではないかと。

  というのは、いわゆるボデー剛性に頼ってなんとか出してる感じの〈イイ走り〉では全然(ってこともないんだろうけど)なかったから。つまりRZの走りが。筋肉ビルドアップよりはもともともってる身体バランスのよさが効いている、みたいなね。だったらきっと、屋根切ったヤツもイイに違いないと。じゃあひとつ、乗ってみたいと。それを検証するために。で、ありがたいことに乗らしてくれる人がいたわけですよ。某ガッ○メラータでエラいちゃんと整備してもらった直後のを。

 でまあ、結論としてはほぼ予想どおりにヨカッタと。ていうか、思ってたよりもっとよかった。ミシミシだのブルブルだのワサワサだのの大宴会が耳に入らないくらいドライバーがブチキレないと運転ないしクルマの楽しさを味わう行為に集中できないようなクルマかと思ってたらそれも違ってたんで。SZと較べて、ワサワサ関係で気になるところは別になかった。ずっと屋根開けて走ってたからかもしれないけど、でもRZなんて閉めて走るクルマじゃないしね。あくまで幌は非常用で、ただし非常用だと思うとすごいデキがいい。

  気のせいかもしれないけど、アシの特性じたいはSZよりも曲がりたがり度が心なし か低い感じだった。考えてみればそうだったとしてもおかしくなくて、なぜならRZはオープンだから。ゲンカイ云々は別として、屋根きって構造体がユルくなるとクルマって曲がりやすくなるのよ。往々にして。



                           SZよりも実用度高し

 典型的なのは、たとえばポルシェ911。クーペと取っかえ引っかえして乗ると、箱根のクネクネ道なんかは各 段に走りやすいことがわかる。もちろん、モリケータなりの速度で走った場合は。前荷重だのナンだのをかなりキッチリやらないと911ってキレイに走ってくれないクルマなんだけど、そのガンコさが屋根開きはかなり控えめになる。だからむしろ楽しかったりする。山んなかでも。あとそう、屋根切ったぶんの補強は主にドライバーより後ろっかわに入るから重量配分もそれなり後ろ寄りになりますわね。このテのは。

  あとそう。ボデー剛性とひとくちにいうけど種類があんのね。つまり、全体の剛性と局部の剛性。たとえ車体全体としては大して剛性高くなくても、アシの取り付け部分とかその他キモになるところがガッチリできてると乗っててすごい気持ちよかったりする。むしろそっちのほうが大事かもしれない。場合によっては。RZも、だから局部がガッチリしてるのから乗ってて気持ちいいのかもしれない。75系ってことはすなわちアルフェッタ系のシャシーで、少なくともイマ風のダイエット設計では明らかにない。アシそのものも、またその取り付け部も。MGとか昔のロードスターに乗って車体がペラペラな感じが全然しないのも、要はそういうことではないか。

  屋根のアリナシとは関係ないけど、今回のRZは前乗ったSZよりさらにエンジンがアタリだったみたい。気持ちよさそうに回ってたし、音もさらに華麗な感じだった。ホントはどのクルマもそうなんだろうけど、やっぱ1台1台違うのね。エンジンて。SZ/RZに載ってるアルファV6だとそれが際立ってわかりやすい、ということはありそうだとしても。

  開けて走ったときの感じ?  ピラー立ってるからジャマくさくないし、あと横と後ろの壁がけっこう高いから安心感あっていいですよ。トバすには。昔のアルファ・スパイダーみたいなトップレス感はないけど。当然。FFのアルファ・スパイダーだったらちょっと近いか。

  そういうわけで、ほしい人にはオススメでしょう。RZも。むしろ、こういうものとしてはSZより実用度が高いかもしれない。置いとく場所に気つかうってのは屋根あったって同じだし、一方で屋根がないと乗ったときの非日常度がダンチに高い。アタリマエだけど。こういうクルマって、いうまでもなく乗った瞬間から非日常なり脱日常の世界が始まるからこそいいわけでしょ? クラシックカーの世界でほぼ例外なく屋根なしのほうが値段や評価が高いのも、それと無関係ではないと思う。単純に数が少なくて元々新車が高かった、ということもあるにしても。

  RZも、たしかけっこう少ないんだよね。生産台数は。もともとSZからして全然多くないところへもってきて。フェラーリでいうと、ちょうど308/328のGTSとGTBの関係ぐらいか。比率でいうと。もちろん、308の場合は屋根とれないほうが少なくて高いんですよ。

  そういうわけで、ほしかったけどいままでなんとなくビビってたような人はゼヒ買ってください。RZ。少なくとも、乗って気持ちイイことに関しては心配ないから。SZかRZかは、むしろ純粋にカッコの好みとノリで決めちゃっていいのではないか。値段そんなに違わないし。なぜか。「RZだと2人乗ったときに手荷物置く場所が……」っていう人もいるのかね。なかには。SZだと、座席のうしろにちょっとしたトランクぐらいなら入りそうだし。クルマのトランクにはほとんどナニも積めないけど(それはRZもモチロン同じ)。

  ちなみに、今回のRZのオーナーさんはいわゆるコピーライターの人でした。1文字あたりの報酬でいうと、おそらくワタシの何千倍。ああうらやましい、っていう話じゃなくて、なんでもアルファ・スパイダーからアルファに入って次の一手でこれ=RZに来たらしい。○○さん、乗らしてくれてありがとう。あと、長いこと原稿にしなくてすいませんでした。


[Information]
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