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春風
2月、というただそれだけで、なんとなく暗〜い気持ちでした。別に嫌な思い出があるわけもないけれど。1月は新しい年の幕開け。そんな晴れやか感に包まれて、ちょっと浮き足立ってますから寒さもそれほど気にも留めずに過ごすことができます。その初モノ感も次第に薄れるとともに2月に突入。足元から上がってくる冷気、重い雲に覆われた景色。気分もどんよりと、本当に寒々しいです。2月なんて早く終わればいいのに。じゃ、短めにしとけよ。というわけで2月でモロモロ調整しときましょ。となったらしいです。うるう年。
案外、いいかげんなものなんですね。ええ、良い加減ですから。と、まったくお後もよろしくないんですが。とにかく3月、はじまりました。外はあいかわらず寒いですが、それでも3月になったというそれだけで体感温度は少し上昇してます。あと少しガマンすれば暖かくなるよ、という「ゴール見えてきた感」がそうさせているに違いありません。山登りだってそうでしょ。山頂まであと少し、となるとどこからか隠れていた力がみなぎって足取りも軽くなります。
ところで3月といえば、別れの季節。涙、涙の卒業式です。とんでもなく昔のことですね。想い出の他には何も残ってません。それは冗談として、今年も悲しい別れがやってきます。運命の日まで、あと2週間もありません。その日まで、何度東京駅に足を運ぶことでしょう、ケータイ片手に。最後の乗車券は、わずか10秒で完売だそうです。時代の流れ、なんて一言で片付けるにはちょっと悲しい別れです。東京駅発、最後のブルトレなんです。今度の休みも、ゼッタイ見に行かなくっちゃ。
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13:03 by ジョナタン |
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