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幼い日の記憶
みなさんは何歳くらいからの記憶が残ってますか?
わたしがはっきり憶えているのは2歳ぐらいの頃のこと。両親をびっくりさせた大事件の記憶が鮮明に残っています。その頃うちの家族は2階建てのアパートの2階に住んでいました。外階段のあるタイプの建物で、よくわたしは廊下で遊んでいたんです。
その日は多分公園に遊びに行くために三輪車を廊下に出してもらっていて、そこでキコキコ漕いでいました。「階段の方へ行ったら危ないからダメよ!」というような(多分)母の声も憶えています。なのにわたしはどんどん漕いで階段の所まで行き、そのまま“漕ぎ降り”たんです――当たり前のことですが、ちゃんと降りられたはずはなく、つまり2歳のわたしは三輪車に乗ったまま階段を転げ落ちたわけです……。
キャーという悲鳴と、自分を見下ろすあらゆる人の目もなんとなく憶えています。多分すごく大騒ぎになったはずです。でも、階段から三輪車のまま落ちたのに奇跡的にかすり傷程度。大きな怪我はせずに済んだんです。
その時のわたしは、三輪車に乗っていることがすごく嬉しくて、どこまでもそのまま行けそうな気がしてました。階段の降り口で母を待っていなければいけなかったのにそのまま漕ぎ出したのは、自分で“行こう”と思ったからなんです。2歳のチビだったにも関わらず、その時の自分の気持をすごくよく憶えています。かなり無謀ですが……。
なんで、こんなことを急に思い出したのかというと、この間のNOVITAでご紹介したFerrariの木馬を見たから。小さい頃の記憶って案外残ってるんだよなと思ったからなんです。
みなさんのお子さんの記憶の片隅にもFerrariの木馬が残ってくれたらいいなって、……例えそれが木馬から落ちた! なんてことだったとしてもね(注意!!)。
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13:02 by たまご |
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