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空気のような存在
普段フツウにあるのであまり気にとめることはないけど、ないと困るものってありますよね。いわゆる空気のような存在。モノの場合もあるでしょうし、ヒトの場合もあるでしょう。ある(いる)時ってあまりありがたみも感じないけど、なくなったり(いなくなったり)すると、“あ〜あ、やっぱり必要だな”って思う……。
年末にAlfaのフレグランスが在庫切れしてしまった時、そう思いました。ずっと、ずっと当たり前のように毎日顔をつき合わせていたので(レジカウンターの上に彼? 彼女?はいっつもいましたから)、意識することすらなかったです。その香りにも鼻がすっかり慣れてしまって、感じないほど。お店に来られたお客様には「お店に入った瞬間にすごく匂いがしたんですけど、これ何の香りですか?」と聞かれるくらい香ってるはずなのに、わたくしたまごの鼻にはまったく香りは届かず。まさに何も感じない、空気のような存在でした。
なのに、年末に在庫が底をついてしまい、あるはずの場所にフレグランスのピンクの姿が見えない――となったら途端に寂しくなって。在庫切れの1週間程の間に、「フレグランスありますか?」と一直線にカウンターのところまで来られて、ないとわかった瞬間、肩を落として(ホントです! 誇張なし!)帰られるお客様の姿を何度も何度も見ました……。ない、という事実と、残念そうにお帰りになるお客様の姿を見ることで、一層寂しさが募りました。
で、年明け。フレグランスとの久しぶり(といっても1週間ぶりだけど)のご対面はそれだけに感動的! 配達のお兄さんが入り口から入ってくると、もう香りがしてるんですよ、フレグランスの。そして急いで箱を開けると――そこにはよく見慣れたピンクの姿が。その数500枚。よくドラマなんかであるじゃないですか。久しぶりに会った恋人とか親子とかがお互いに駆け寄って抱き合う、なんてシーン。さすがに相手がフレグランスなので、抱きしめたりはしませんでしたが、箱を開けて、姿を見た瞬間、「あぁ、待ってたよ!!!」と、ほおずりしたいくらいの気持は沸きました……。
早速袋詰め開始! Webにもアップしました。途端にご注文殺到。やっぱりみなさんもお待ちかねだったんですね……。今年もこの空気のような存在の大事な大事なフレグランスとずっと一緒にいられますように、とあらためて願ったたまごでした。
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13:34 by たまご |
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