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洋書と調べもののお話。
今日は少し毛色のかわったお話をしてみようと思います。
いろいろと古いクルマのことを調べようと思うと以前は専門の洋書を探し出すことから始めなければならなかったんですよ。
今ほどに流通が極端に発達していなかった時代(ついこの間まで)は、まずお目当てのクルマに関しての本が出版されているか調べることからスタートして、運よく発刊されていたらこれまた専門書籍店に在庫を確認してあればしめたものですが、無ければ何ヶ月も我慢して到着を待つ、ということが日常茶飯事でした。
これは純粋に趣味として調べているときは良いのですが、仕事で、しかも急ぎの場合はもう国内中の在庫を探してもらってそれでも無ければ、その本を持っている人をこれまた探し出して拝み倒してお借りするということも日常茶飯事でしたね、やはり。
それが、この10年ほどの間に状況は激変してしまいました。そう、パソコンという便利そうでいて、じつは融通の効かない道具のおかげで検索エンジンに調べたい単語を入れれば、それらしい結果が見つかるという便利な時代がやってまいりました。
世界中のウェブサイトには信じられないほど情報があふれています。
ただ、そこにある情報は鵜呑みにてしまうとまずい場合も多々ありましてそのあたりの整合性をみようと思うと、やっぱり専門書が必要になってしまうんですよ。
最近はパソコンのモニターの前で本をひっくり返している時間が長くなってきています、実際。
本とウェブサイトは共生関係にあるような気がしておりましてインターネットの普及からこちら、発行される専門書の内容密度が濃くなっているように感じております。
数十年前に発刊された洋書の内容が今ごろになって訂正されたケースもありましたしね。
でも専門書の売り上げは落ちてきていると版元は嘆いておりましたよ、先日も。
私はマニアというかコレクターというか、つまりそういう人な様でしてネット上のデータよりもきれいな装丁の本が好きなんです。
なんかウェブサイトをプリントアウトした資料ってありがたみが薄くて。
皆さんも、とりあえずご自分のお乗りなっているクルマの本から探してみませんか。
長く乗っていても気づかなかったことが書かれているかもしれませんよ。
あ、このブログの横にアップされているTipo33の本ですが私の所有願望でして本物は所有しておりませんからね。 |
12:03 by ジャイ |
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