|
|
イタリアからの贈り物
あのイタリア人取引先一家が日本へやって来たのは夏のことなんですねぇ。あれから4ヶ月。早い早い。もうきょうは12月23日です。夏の騒動についてお知りになりたい方は、8月あたりのこのページをご覧ください。
日本のいろんなことに驚き(わたしたちも日々イタリアから来る品物にいろんな意味で驚かされていますが)、イタリアとの違いに感動し、帰国した3人。日本の文化の中でも”漢字”には非常に興味を持ったようです。ひとつひとつの文字に意味があるということが不思議だし、面白いんでしょうね。自分の名前を漢字に置き換えたら、ということを知りたがっていました。サンサロにより、ジョルジョは→序留序、ベッペさんは→別屁、なんていうとんでもない字をあてられ、その漢字についてはとても説明してあげることはできませんでした。笑ってごまかしました……。
で、つい先日。届いた荷物の中に、わたしたちスタッフ宛のクリスマスプレゼントが入っていました。かわいい赤い箱に入ったクリスマスのオーナメントです。ひとりひとりの名前がなんと漢字で書かれていました。たまごの名前は三文字で結構難しいのに、ちゃんと書いてありましたよ。一生懸命書いてくれたんだなぁと嬉しくなりました。悪戦苦闘して書いている三人の様子を想像するだけでなんだか微笑ましくって。
だけどそこに、見たことのない名前が――”美智子”。字のバランスを取るのが難しかったんでしょうね。ちょっと崩れた感じで一生懸命書かれています。「でも、美智子ってだれ?」
サンサロがイタリアに滞在している時、スタッフの名前を漢字で教えろ、と言われたそうです。それでみんなの名前を教えたはずなんですが、なんとすずめの名前を間違って教えていました。確かに”美”という字は含まれています。でももっと簡単な名前です、しかも二文字。
サンサロ曰く、「あれ?すずめって美智子じゃなかったっけ?」
違います。
一生懸命書いてくれたのにね。でも、仕方がないのですずめには美智子のボックスをあげました。ごめんね、すずめ。でも、名前は間違ってたけど、三人の気持は伝わったでしょ。
何かと忙しいイタ雑の年末の日々ですが、この思いがけないプレゼントで、なんだか気持が少しだけ”ほっこり”しました。
|
13:08 by たまご |
|
|