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BUONA FORTUNA!
いま、フィギュア・スケート(PATTINAGGIO FIGURA)が終わりました。こちらでも日本の女子選手3人への関心は高く、テレビに露出する機会も他の競技の日本選手に比べて段違いに多かったと思います。優勝した荒川選手、リンクで誰よりも映えている、ときょうの自由の演技の前にこちらの知人が言っていました。だから、彼女がきっと金メダルだ、と彼は付け加えたのですが、ほんとうにその通りになりました。
こちらのテレビでの放映は、基本的には日本のそれと同じで、男性のアナウンサーひとりと女性のコメンテーターひとりの組み合わせで実況されます。女性のコメンテーターは各選手の演技を細部にわたって批評していくのですが、日本でよく耳にする‘ダブルトウループ’などの用語が‘ドッピオトウループ’などとやはりイタリア語が混ざりますのでちょっとコミカルに聞こえたりします。
さあ、これでオリンピックもだんだん終わりに近づいてきましたが、街の中心部はまだたくさんの外国人がぞろぞろ歩いていて、トリノの「非日常」は続いています。今日、昼間、取引先から大きな袋を肩から提げてサンカルロ広場を横切っていたら、大画面が映し出すカーリングに黒山の人だかりで、その横ではコンサートが開かれていました。
イタリアは街のいたるところに広場があるから、こんなふうにオリンピックを楽しむことができるんですね。そうそう、今度の土曜日はNOTTE BIANCA(白夜)といって、一晩中、街のお店も開いていて、広場でも夜を徹してコンサートや即興芸などが行われます。日本ではちょっと考えられないオリンピックですけど、とても楽しいものです。
明日はきっと会う人会う人荒川選手の話題を振ってくるんだろうなあと、今からその様子が想像できます。日本人としては自分のことでもないのにとても誇らしく感じます。誇らしいといえば、安藤美姫選手、ボロボロになってしまってたけど、立派でしたね。4回転に果敢に挑んだ姿を、テレビの女性コメンテーターは、BRAVISSIMA!と最上級の形容詞を使って絶賛していました。
まだ18歳、未来がある、というそれに続くコメンテーターの言葉を聞いて、イタリア人もなかなか言うもんだと、ちょっぴり嬉しく感じました。人真似ではなく、自ら荒野を切り拓いていく先には、そうですね、きっと未来があるんでしょう。同じ街にいるというのに、全然会えなかった安藤選手に、僕も人知れずエールを送りました。
追伸 オリンピックもなんのその、怒涛のNEWアイテムを出荷しました! 次回更新、どうぞお楽しみに!
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11:42 by サンサロ |
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