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怒涛の1週間
8月25日、無事にイタリア人一家が帰国の途につきました。長かったような、短かったような1週間でした。「もうバカンスが終わってしまう〜」と、名残惜しそうにしていました。こんなに暑い日本に来て、大変だったとは思いますが、楽しんでもらえたようで、ホッとしています。
彼らがすごくびっくりしていたこと――日本って、店員さんから遠いところに普通に商品が陳列してあるじゃないですか。それを持って、ちゃんとレジに行く。わたしたちにとっては当たり前のことだとは思うのですが、それに驚いてました。駅とか、観光地の店とか、みんなそうだから。イタリアだったら、みんな盗まれるって。なんで盗まれないのかって? それはですね、それはどうしてでしょう。日本人だから?
彼らが気に入ったもの――とんかつ、お好み焼き、ソース焼きそば、刺身etc……。日本の食べ物はおおむね大丈夫でした。とんかつの厚さと柔らかさにびっくりし、焼きそばをペロリとたいらげ、醤油をたっぷりつけて刺身を食べてました。滞在中一回もイタリア料理が食べたいとは言いませんでしたね。ソースがとっても気に入って、とんかつソースを買って帰りました。あと和風ドレッシングも。
彼らが残念そうにしてたこと――おいしいコーヒーが外で飲めなかったこと。コーヒーとはつまりエスプレッソなのですが、外で飲んだのはみんなエスプレッソとは名ばかり。ちょっとコーヒーみたいな香りのする茶色いお湯ですよね。イタリア人にとっては考えられない味だったんでしょう。イタ雑で飲むエスプレッソが一番おいしいって言われました。
とまぁ、いろいろな所に行きました。それからホント、いろんなものを買ってましたね。一緒に行動しなかった次の日に会うと、必ず「きのうは何買ったの?」って尋ねてました。そうするといろんなものを買った話を聞かせてくれるんです。日本に興味を持ってくれて、日本のものを気に入ってくれて、本当に嬉しかったです。日本に来る前に思っていた日本よりもずっと良かったって言ってくれました。途中親子げんかが勃発して、空気が凍りついたり大変なこともありましたが、嬉しそうにしてくれててよかったと思います。
彼らにとっても、わたしたちにとっても、いい夏の思い出になりました。
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13:40 by たまご |
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