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イタリア事務所、こんな感じです
2005年5月、待望のイタリア事務所を開設しました。ですから、もうすぐ1年半ほどになります。場所はトリノのほぼ中心街と呼べるところで、ポルタ・ヌオーヴァ駅まで歩くと12、3分、屋上のテストコースで名高いリンゴットのフィアット工場跡までクルマで5、6分の距離にあります。
さて、写真でご覧いただけるように、事務所の中は鮮やかなオレンジ色の壁が印象的です。全部の壁がオレンジなわけではなくて、ベースはホワイトで部分的にオレンジが使われています。こういう内装色って、日本ではまず考えられないと思うのですが、こちらで生活していると特に違和感もなく、かえってハレの気分になれてなかなか気に入っています。
手前の白い机が仕事場です。オレンジの壁に掛け時計が2つあるのは、ひとつがイタリア時間、もうひとつが日本時間です。いま、日本は○時かぁ、なんてぼんやり思ったりします。さて、ここで仕入れたものの計算書を作成し、日々発生する経費をまとめ、四谷の店にメールで送信しています。相棒はThinkPad。僕はIBMのThinkPadが好きでした。仕入計算書は品数が半端な数量ではないので、その作成は一仕事です。荷物が日本に到着する前に四谷に送っておかなければなりません。そうですねぇ、新しいモノを探し歩くのと見つけてからの事後の処理、7対3くらいの比率です。
自ら発送してくれる業者ばかりではないので、机の手前の床が持ち帰った商品で足の踏み場もなくなることがあります。ここで検品して、数量を再確認、梱包もここでやっています。インボイスを作成して、輸送業者に自分で持ち込みます。そこで輸送コストが分かるので、事務所に戻ると仕入計算書にそのコストを加え、四谷に送信。仕入れた商品のイタリアでの処理はこれで完了です。ささやかですけど、達成感、あります。壊れずに日本に到着してくれ、と祈ります。
こんなふうに仕事してます。オレンジの部屋の中には、ここがイタリア自動車雑貨店の事務所だと思わせるようなクルマ関連のもの、何もありません。ミニカーの1台くらいあってもとは思うのですが、ここに飾るくらいなら日本に送ろう、ということで何も残りません。そうそう、きょう、ALFA ROMEOとMASERATIの素敵な時計、見つけました。ここでまた仕入の計算して、日本に発送です。10月の終わり頃には到着すると思います。オレンジ色の事務所の空気、ちょっぴりついてるかもしれません。
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12:57 by サンサロ |
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