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2006

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2006年10月03日
エンリコ・フミア (ENRICO FUMIA)

10月2日夜、トリノ自動車博物館で開かれたデザイナー、エンリコ・フミア(ENRICO FUMIA=写真いちばん左)さんの”LANCIA J”発表会に行ってきました。集まったのは約70名ほど。LANCIA CLUB ITALIA会長のジョルジョ・フォルミニ(GIORGIO FORMINI)、BERTONE社のリリ・ベルトーネ(LILI BERTONE)、そのほかLANCIAからも何人かの参加者がありましたが、派手さやきらびやかさとは無縁の、ささやかな、と形容するのが相応しい発表会でした。

皆さんご存知のように、フミアさんはALFA 164、そして先代のLANCIAイプシロンのデザイナーとして、日本においてもイタリア車ファンの間では高名です。18歳でBERTONE主催のデザインコンペ、GRIFO D’ORO賞を受賞して自動車の世界にデビュー、その後PININFARINA、CENTRO STILE LANCIAなどでの仕事によって一線のデザイナーとしての地位を確立していきました。現在はFUMIA DESIGN ASSOCIATIを主宰し、フリーの立場にあります。

開場の20分ほど前に着いてNEWフルヴィアのモックアップを眺めていると、いつ日本に帰るの?と声をかけられました。フミアさんでした。つい先日、レストランで偶然お会いした時よりも、この夜はなぜかずっと色白に感じました。もともとラテン系という感じの人ではありません。どちらかというとフランス人のような印象があります。12日に帰って、25日に戻ってきます、と答えると、私はこれから1ヶ月以上、日本だよ、と笑って肩をすくめていました。気さくな人です。

LANCIAを去ってからのフミアさんは、どちらかと言えば不遇の時期を過ごしていたのかもしれません。しかし、そんな彼を支えたのは、ほかでもない熱心な日本のALFA ROMEOやLANCIAのオーナーズクラブの方々でした。”LANCIA J”の”J”は、だからJAPANの”J”なのだそうです。日本の友人達へのフミアさんの友情と感謝の印です。LANCIA伝統のエレガントなセダンのカタチを持って目の前に現れたLANCIA Jのクレイ・モデルには、だからなのかそこはかとなく「和」の味わいのようなものも感じられました。

残念ながら会場で日本の方にお会いすることは出来ませんでした。でも、クレイ・モデルのお披露目の前に行われた講演の中で、フミアさんは日本の友人達と一緒に撮ったという写真をスライドにして、会場に集まった人々に見せてくれました。そこにはイタ雑のお客さんがたくさん写っていました。思わずクスッと笑ってしまうような、そうです、あなたかもしれない誰かさんのおどけた姿もあって、そこにいたイタリア人をビックリさせていました。その日一緒に行った知人のロベルトさんが、あの写真の人たちはどんな仕事をしてるのか、とちょっと怪訝そうな顔をして僕に訊きました。みんなちゃんと働いてますよ、と言っておきました。

13日から六本木で始まるLANCIA100周年のイベントにはフミアさんも来るそうです。たまたまクルマが好きで、それがたまたまイタリアのクルマで、そしてそれがたまたまフミアさんデザインのクルマだった。そんなふうに砂浜に落ちている針を見つけるほどの偶然によって生まれた繋がりが、遥か1万キロを越えて1台のクルマのプロジェクトを進行させています。講演台の上にはイタリア国旗にクロスさせて日の丸の旗が並んでいました。いい光景でした。

12:13 by サンサロ


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