|
|
雨にもマケズ
6月の声を聞いたとたん、絵に描いたような梅雨入りです。おまけに今日は、関東地方に台風まで接近中。あさからかさが、読みにくいですね。朝から傘が、メリメリッなんて裏返しになってビシャビシャの通勤でした。風、強すぎです。それにしても最近のビニール傘、弱すぎです。剛性感とは無縁のグラグラ感。アルミ製のホネは、必要最低限の強度しか持ち合わせていません。2〜3度開閉を繰り返しただけで、いとも簡単にグニャ、っときてしまいます。まぁ、ビニール傘だからね、といわれてしまえばそれまでなんですが。
そんな今日このごろ、スゴイ傘に出会いました。といっても借りただけなんですが。ふいの雨に、トランクからスッ、と取り出された傘、それはペナペナのビニール傘なんかには到底及ばないズッシリとした持ち応え。まず開き始めから全然違いました。いかにもサイズがピシッと合った部品が、ギリギリのクリアランスで擦れ合いながら、シュッと開く感じ。傘を開く、ただそれだけのことに思わずニンマリして、思わず2度3度、開いたり閉じたり。おかげですっかりビショビショ。なにやってんだか。
さて、その傘。開いてからがまた感動です。おおっ、なんだコレ!傘のホネ、なんだかやたら多いです。普通の傘は何本だったか、覚えてます?だいたい8本、というのが主流だと思うんですが、ソレは違いました。少なくともその倍、16本はあったはずです。いや、もっとあったような気がします。何度か数えてみたんですが、クルクルまわしてるうちに途中でどうしても数え始めのポイントを見失い、挙句の果てに道行く人にぶつかったりして。なにやってんだか……。
とにかく、あのホネが細かく入っているおかげで、なんだかやたらガッチリしてます。生地(?)もピンッと張って、ちょっとやそっとの風じゃビクともしません。パラシュート!なんていいながら、ジャングルジムの上から飛び降りても全然平気。(かもしれません)
傘を裏側から眺めていると、細かく張り巡らされたホネホネが、なにやらちょっとメカニカルに見えてくるから不思議です。そうそう、まるで鳥かごです。1本1本はとても細いのに、巧みに組み合わされたフレームが、軽量ながらガシッとした剛性を生み出す。うーん、まさにこれぞアンブレラ界のバードケージ、Tipo61です!
いや、いいけど、せっかく傘借りたのにビショビショじゃん……。
|
12:23 by ジョナタン |
|
|