|
|
そりゃないよ 2
昨晩のこと。お客様からのメールをお受けするパソコンの前にいたジョナタンが「え〜!?」という大きな声を上げました。どうしたの? と聞くと、「これ見て」とお客様からいただいたメールを指差しています。
それは通信販売をご利用のお客様からのメールでした。荷物の到着をお知らせしてくださる文章の下に「え〜!?」と声を上げるのも納得の内容が! 書かれていたんです。
Alfa Romeo Spider 2003年のミニチュアモデルをその方は買ってくださったのですが、なんとそのモデルが乗っているディスプレイベースに『MERCEDES BENZ SL600 2003』と書かれていた、ということでした……。かなりショック。でも、ありがたいことに、そのお客様はそのことを笑い飛ばしてくださって、これはこれで貴重と言ってくださり、ベースは使わないので交換は必要ありません、とまで言ってくださいました……。
ブリスターパックに入っているミニチュアモデルは、ミラーやテールレンズが片方なかったり、ということが過去にもあったので、パックは開けられないけれど、出荷前にはよく見ましょう、とスタッフに言っていました。でも、台座の文字が違うとは! やられた〜!! という感じです。クルマに気をとられていて、ベースを見落としちゃったんですね。早速スタッフ全員に重要チェックポイントの徹底をしなくては! お知らせくださったM様、本当にありがとうございました。
で、そのことにびっくりして、当店の在庫分を調べてみたところ、同じものがもう1台見つかりました。確かにご指摘のとおりの状態です。2003しか合ってないし(2003は合ってる! って主張されそう、イタリア人には)。
パッケージに対する考え方って、日本とイタリア(弊社の取引がある他の国も)では全く違います。日本では、パッケージも商品の一部という考えですが、向こうは違うんですね。あくまでパッケージでしかないというか。
ある時、1/18のAlfaのミニチュアモデルがBMWの箱に入ってきました。それを指摘すると、あちらの言い分はこうです。
「箱に入ってるじゃないか。何か問題ある?」
もう何も言えません。
イタリア相手に仕事をするって、日々こういうこととの戦いです。時には怒り、時には笑い飛ばし、そうやってこれからも続けていくんでしょうね。そういう出来事がある度に、自分はやっぱり日本人だな、って痛感します。そりゃないよ、って思いますから。
|
12:44 by たまご |
|
|