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「フェラーリ!」
きのうのことです。お腹を抱えて笑ってしまいました。ごめんね、真剣なのにね。
お母さんに連れられて、小さな男の子がやって来たんです。お店に入っての第一声は「フェラーリ!」 その後、ショーケースの中のミニカーを見ては「フェラーリ!」 壁のエンブレムを見ては「フェラーリ」 高い所のペダルカーを指差しては「フェラーリ!」 とにかく、フェラーリの連呼です(笑)。
とにかく、ずっとフェラーリ、フェラーリ言ってます。っていうか、それしか言ってません。よっぽど好きなのね……。それからもまだまだ彼の「フェラーリ!」の声は続きます。
お母さんに、帰ろうね〜と促がされて泣き出しました。「ウェ〜ン、フェラーリ!」 えぇっ!? 泣いてても最後にフェラーリって言うか!? 「ア〜ア〜ア〜、フェラーリ」 やっぱり絶対最後にフェラーリって言うんですよ。
ちょっと囁くような小さな声で「フェラーリ!」
ウェンウェン泣きながら、最後に「フェラーリ!」
ア〜とかワ〜とか、大きな声で叫びながら、また「フェラーリ!」
とにかく、いろんなヴァリエーションをつけながら「フェラーリ!」と言い続けてました。
彼の指さしたりしてる方向を注意深く見ると、フェラーリに対してフェラーリって言ってるってわけじゃないみたい。彼の中ではクルマ=フェラーリなんでしょうね……。
おかあさんも、すいませんって、苦笑い。お父さんが好きなんですよ〜影響大きすぎて困ってます〜っておっしゃってました(耳が痛い方いらっしゃいませんか?)。
とにかく、イタ雑にいる間中、ず〜っと「フェラーリ!」って言い続けていた彼。無事にフェラーリのステッカーをお母さんに買ってもらって帰りました。帰ろうねって言われて、まだ帰りたくなかったんでしょうね……。泣きながら「フェラーリ!」と言い、去って行きました。
もうその様子がかわいくてかわいくて。今、クルマが好きな人がどんどん減ってるって耳にします。でも、あぁいう子を見ると、あぁまだ好きな子はいるんだよね、って嬉しく思うんです。本当にかわいかった。またきっと来てくれると思います。
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13:25 by たまご |
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