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要注意、イタリア!
安物は完膚なきまでに安物である。これ、イタリアで買い物をするときの鉄則です。ということを改めて思い知らされた出来事が今日もありました。
午後に東京に向けて荷物をひとつ出荷。小さな荷物ですがマラネッロで見つけたレア! レア! レア!なので、前の晩から準備万端怠りなく梱包作業も終わらせておきました。ところが出荷当日の午前中、ふらっと立ち寄ったトリノ市内のある場所でとんでもなくいいものを発見してしまったのです。これは即ゲット!しかありません。 そうなるとすぐに東京に送りたくなるのが人情、というか僕の性格です。前の晩に梱包した箱の状態を思い浮かべます。う〜ん、確かまだ入る。いや、絶対に何とかして送ろう、ということで、脇目も振らず事務所に戻りました。
やらなければならないことはふたつ。ひとつはインボイスの作り直し。新たに入力して、印刷して、これはまあ30分程度で終わりました。もうひとつは本丸の梱包です。もうそのまま出荷できるようになっていた箱を開けて、今日ゲットした宝物を入れていきました。さあ、ここでキッチンペーパーが登場します。緩衝材代わりになくてはならないものです。しかし、前の日の夜にそれまでのを使い切ってしまっていたので、新しいのを出してきました。ところがこれが特価品ゆえの超粗悪な代物でした。
キッチンペーパーですから20cmおきくらいに切れ目が入ってるのですが、これがすぐ切れちゃうんですね。ペーパーの端を持ってそろそろ回そうとする瞬間にもう切れ目のところで切れてしまう。クルクルとまわしてパッ、クルクルとまわしてパッと、勢いよく作業できなければ仕事にならないんです。薄い金箔扱ってるんじゃないんだから。もうロールごとぶち込んでやろうかと思うくらい頭にきました。もう僕はすぐに頭にきますから。まあ、そういうわけにもいかないので、そろり、そろり、やりました。そのうちすぐに切れない一種のコツのようなものもつかみましたけど、キッチンペーパー切るのにコツがいるのなんてねぇ、フツウないでしょ、そんなの。5ロールも入った特価品に目が眩んだのが間違いのもとでした。
ほかにも要注意なものはまだまだあります。梱包テープも安物はダメです。厚さが異常に薄いです。茶色のくせに向こうが透けて見えるほどで、その薄さゆえにすぐによれてしまってきれいに貼れません。皺だらけの汚い梱包になって、何やら怪しげな品物が入ってるみたいになります。でも、いちばんびっくりしたのはフォークですね。サラミに突き刺したら、柄のプラスティックのところだけが抜けました。こういうものが堂々と流通してるのがイタリアです。要注意です。
そうそう、荷物は無事に東京に向かいました。次の更新に滑り込みセーフでしょう。楽しみにしていてくださいね。とってもいいものです!
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12:15 by サンサロ |
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