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空気のような
空気のような――とは、いい意味でも悪い意味でも使われますが、イタ雑のスタッフはわたしにとってはそういう存在です。朝から晩まで毎日のように一緒にいます。苦楽――なんて二文字で片付けてしまえないほど、本当に苦しいことと、本当に楽しいことを一緒に体験して来ました。それぞれの家族と過ごす時間よりもずっと多い時間を共に過ごして来たわけです。
だから、いて当たり前。いないなんてことを考えることもありません。
きのうサンサロも書いていましたが、わたしにとってそんな空気のような存在だったぴろりが新しい道を歩み出しました。生きていると、決断を迫られる局面が幾度かあるものです。自分自身のこれまでの人生を振り返ってみても、それは何度かありました。今回彼女が新しい道を選択したのも、そんな局面を迎えたからだったのでしょう。
空気のような存在だった彼女が別の道へ進み、イタ雑の中はちょっと空気が薄くなってしまったような気がします。たまごは、いろいろ力になってもらいましたから、しばらくはちょっと呼吸が苦しいかな。
でも、自分の人生は自分にしか生きられない。わたしもわたしの道を迷いながら時には間違えながら、進んで行きます。道を踏み外したり、また戻ったり、そんなことはいくらでもあると思いますが、ぴろりにも自分らしく前に進んでもらいたいな、と思います。
春はそんな旅立ちが似合う季節です。
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13:38 by たまご |
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