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開演迫る! VIVA チンクエチェント!
明日(日本では今日)7月4日から2日間、いよいよFIATチンクエチェント50周年、そしてNEWチンクエチェントの誕生を祝うイベントが、ここトリノで盛大に開催されます! 前日の今日7月3日、イベント前の盛り上がりとしては去年の冬季オリンピック以上のものがあります。それだけチンクエチェントというクルマがイタリアの人々の生活に深く根づいていたということなんでしょうが、やはりこのクルマはイタリア人の希望の象徴だったのだと思います。
第2次世界大戦における敗戦で疲弊したイタリア経済が、50年代、その復興の槌音を響かせていた頃、ちょうどその頃に登場したのが初代チンクエチェントだったからです。こちらの人も日本人同様に言います。あの頃は貧しかったけど今よりずっと良かったよ、と。そんな「良かった時代」を小さなボディで健気に体現しているかのようなチンクエチェントに、その頃を知る世代の人々はみなそれぞれ特別な感慨を寄せているのです。
ほんとうは初代のチンクエチェントと今度デビューするNEWチンクエチェントの間には、もう1台チンクエチェントがありましたよね。でも、なんかそれはなかったことにしたいみたいです。初代の正統な血筋は、その姿カタチからいっても今度のNEWチンクエチェントに流れていると、FIATはそういうことにしたいみたいです。まあ、何はともあれ、復活著しいFAITの時宜を得た商魂も垣間見えるのですが、そのNEWチンクエチェントは近年稀に見るヒット作になるのは確実です。既に納車まで何ヶ月も待つということです。
おそらく来年出てくるABARTHヴァージョンのほかにもGIANNINIからも特別なチンクエチェントのリリースが予定されています。4日、5日はここトリノでは数万人規模の人出が予想されていますが、それはちょっと大袈裟だとしても、僕の周りの人たちはみんな「ひどい混乱になるからテレビで見る」と言っています。テレビは完全生中継で伝えます。イタ雑の事務所のすぐ近くもパレードが通ります。僕は見に行きます! もちろんチェントロのイベントにも行ってみます。
さて、さて、その特別な1台の50周年と特別な1台のデビューを兼ねたこの大イヴェント、もちろんイタ雑は抜かりなく記念アイテムのゲットに動き回っていました。次回更新、そして次々回にわたって、レアな逸品ご紹介できると思います。四谷イタ雑第2の本拠地トリノから、イタ雑渾身のアイテム、皆さんにバーンッとご覧にいれます! それもセール価格で! どうぞお楽しみに!
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11:33 by サンサロ |
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