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その筋の店
休日のショッピング。楽しいひとときです。といっても、1mmにも満たない小さなビスだのナットだの。2009ウィンターコレクション、みたいなキラキラしたオシャレ感はまったくありません。無言で黙々と目当ての部品を探す怪しげな男が数人。時折聞こえてくるのは聞いたこともない単語ばかりです。中には、小さな紙切れを店のオヤジに渡し、紙包みと引き換えに数千円を支払って帰ってゆくまで、一切無言の若い人。なんてちょっとコワイ光景も。
秋葉原某所、たぶんこの店に来るお客さんのほとんどは、何らかの目的があって「ここじゃなきゃ売ってない」何かを買いに来てるんだと思うんですが、単に小さなネジを買いに来てる僕にとってそれがなんなのかはまったく見当もつきません。だって、小さなネジの他は、各種スイッチ類くらいしか、見た目に判断できる商品は置いてないので。あとは得体の知れない、「なにかの部品」みたいなものがズラーッと並んでるだけです。
だから、ボクが買ったネジも、本来の目的がきっとあるはずです。「何に使うの?」って聞かれましたけど、ミニカーの改造用に使うなんて邪道もいいところなんでしょう、きっと。そんな雰囲気がしたので、「別に……、ちょっと……」なんてあやふやなこといってごまかしました。そんなことに使うヤツには売れないよ!なんていわれそうな気がして。
それにしても、さっきのあの子。この店で一体なにを買ったらあんな金額になるんでしょうか。こんなにビス買ったのに73円!?と、微妙な安さに驚きながら見回してみると、みんな1個数十円みたいな部品ばかりです。
うーん、奥深い世界です。本当はいったい何屋さんなんでしょうか。なにか秘密の合言葉で、スゴイモノが出てくるの?
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14:08 by ジョナタン |
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