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国産車
先日イタリア語教室にてイタ車の話題になりました。イタリア人講師は「Alfa Romeoはたまに見るけど、FIATは全然見ないね〜、あ、でもFerrariは表参道で沢山見る! イタリアより走ってるよね」と苦笑い。四谷にいるとAlfa Romeoを頻繁に見かけるので(あ、当店のお客様ばかりですか)、イタ車も多く走っている錯覚を起こしていますが、ほかの街で見るとハッとするということは多いのでしょうね。ちなみに家の近所では青いPandaと、遠めにしかみていないのですが、たぶん147の2台だけです。
ところで、こんなに街中には国産車だらけだというのに、「昨年、国産車の売上台数が過去最低でした」と今朝ニュースで言っていました。景気が上がっているにも関わらず売上が落ちて、業界では疑問の声が……。そしてその原因は、「クルマへのロマンの欠如」にあるようです。
クルマを持つ最大の理由が「実用性、利便性」で、デザインやエンジン等の中身もお構いなしで走ればよし! という人が近頃は増えているのですね。特に若者のクルマ離れが進んで「運転する楽しみ」や「欲しいクルマを持つ」という希望を持っている人が減っているとも分析されていました。
そういえば、当店のお客様は(国産車ユーザーの方は少ないとはいえ)、「クルマの楽しみ」を知っている余裕のある世代の方が多いですね。報道されていた「若者」の世代は不景気ど真ん中世代ですから、贅沢な夢なんて抱けなかったのでしょう。少し無理をしてでも「カッコイイクルマ」に乗りたい! という「若者」はバブル期に見て憧れた「外国車」に目が行くでしょうから、ますます国産の「若者向け」クルマは買われることのない運命に。
インタビューで映っていた国産車にも、あまり個性も魅力も感じられず、クルマ好きの心をこれで掴めるのかは疑問だわね〜、と常々個性的なクルマやそのグッズに接しているシッシーは思ったわけでした。
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11:43 by シッシー |
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