|
|
ガウディとカフェ・トリノ
ひょんなことから、きのうはスペインのサグラダ・ファミリアを思い出しました。
自分が生きている間に、その完成を見ることはできない。そう分かっていながらも、この建物を造り続ける人たちの目には一体何が映っているのでしょうか。
サグラダ・ファミリアとは人々の現世の罪をあがなうための大聖堂。場所はスペイン、1883年にアントニ・ガウディによって建設の着工が行われたこの大聖堂、その完成はあと100年後なのか200年後なのか、それさえもわからない。それでも、ガウディの意思を受け継ぎ造り続ける人がそこにはいるのです。そこには一体どんな蜜があるのでしょうか。
ところで、ガウディは建築家としてこのほかにもたくさんの名立たる作品を造ってきたようです。彼の作品年表を何気なく見ていると、わたしも知っている固有名詞が突然現れました。
『カフェ・トリノ』
なんとガウディはこの歴史あるトリノのバールの内装を手がけていたのです。人生を生きた人ガウディが、どんな思いでこのトリノのバールを考えたのか、ちょっと知りたくなってしまいました。そして、知るということの楽しみをきょうもまたひとつ味わえたことに感謝。いつかガウディを思いながら、ゆっくりと濃厚なエスプレッソを飲んでみたいと思います。
|
12:15 by ぴろり |
|
|