イタリア自動車雑貨店
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2006

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2006年10月05日
プロディの荒療治

中道右派のベルルスコーニ政権から中道左派のプロディ政権へ。今年4月の総選挙で僅差ではありましたがイタリア国民はプロディに軍配を上げました。がしかし、先週発表された新たな税制の施行が、ここにきて大きな問題を孕んできました。

56!もの新税が施行されます。クルマに関したところで目をひくのは、SUV(多目的スポーツビークル)に該当するクルマに特別の税金を課すというものがあります。つまり、現在、イタリアでも大人気のBMWのX3やX5をはじめとする同種のクルマは、他のクルマに比べて一段と税金が高くなるのです。理由は道路の占有率が高く、本来の用途とは異なって贅沢な使い方をされているから、というものらしいです。ちなみに、FIATグループには現在のところ該当車種はありません。

う〜ん、なんとも素直には飲み込めないなぁ、というのが正直なところですが、プロディ政権は財政の建て直しを増税によって完遂しようと本気で腰を入れ始めたようです。あとですね、これはちょっと、エッ!と絶句ものなのですが、150ユーロ以上の買い物は、バンコマットカード(Jデビットのようなもの)、クレジットカード、あるいは小切手でしか出来なくなるというのがあります。なぜこんなことをするかというと、客が現金で支払うと店がレジも打たずに売上除外しやすいからなんです。

現在でもそれを摘発するために、経済警察が店から出てきた客にレシートを見せるように要求することがあります。最近はこれが非常に多いです。もし、そこで客がレシートを持っていなかったら、つまり、店がきちんとレジを打たずにいたら、即刻営業停止処分が下されます。こうやって正式に売上に計上せずに得る収入をNERO(黒)と言いますが、特に南イタリアは「真っ黒」だそうです。しかし、経済警察による監視にも限度があるので、150ユーロ以上の買い物は証拠が残るカードで、ということになるようです。もちろんクルマなど登録が伴うものはすぐに足がつくのでこの限りではありませんが。それにしてもいくら税逃れ許すまじ!にしても、強烈な施策です。

トリノ市内ではアフリカ移民による大暴動も起こりました。パリであったのと同じように、クルマに火を放ち、多数の負傷者が出ました。それを横目にイタリア人たちは沸点に達しそうな怒りをどうにか抑えてはいますが、プロディ政権の荒療治が行き過ぎると、いつそれが爆発するかもしれません。生活は以前にも増してつましくなっているように思います。写真はショッピングセンターに併設されたレストラン・コーナー。ファーストフードに毛が生えたようなものですが、安くあがるだけあって、ここだけはいつも満員です。美食の国のイタリア人にとっても、普通のレストランがどんどん高嶺の花になりつつあります。


11:33 by サンサロ


2006年10月03日
エンリコ・フミア (ENRICO FUMIA)

10月2日夜、トリノ自動車博物館で開かれたデザイナー、エンリコ・フミア(ENRICO FUMIA=写真いちばん左)さんの”LANCIA J”発表会に行ってきました。集まったのは約70名ほど。LANCIA CLUB ITALIA会長のジョルジョ・フォルミニ(GIORGIO FORMINI)、BERTONE社のリリ・ベルトーネ(LILI BERTONE)、そのほかLANCIAからも何人かの参加者がありましたが、派手さやきらびやかさとは無縁の、ささやかな、と形容するのが相応しい発表会でした。

皆さんご存知のように、フミアさんはALFA 164、そして先代のLANCIAイプシロンのデザイナーとして、日本においてもイタリア車ファンの間では高名です。18歳でBERTONE主催のデザインコンペ、GRIFO D’ORO賞を受賞して自動車の世界にデビュー、その後PININFARINA、CENTRO STILE LANCIAなどでの仕事によって一線のデザイナーとしての地位を確立していきました。現在はFUMIA DESIGN ASSOCIATIを主宰し、フリーの立場にあります。

開場の20分ほど前に着いてNEWフルヴィアのモックアップを眺めていると、いつ日本に帰るの?と声をかけられました。フミアさんでした。つい先日、レストランで偶然お会いした時よりも、この夜はなぜかずっと色白に感じました。もともとラテン系という感じの人ではありません。どちらかというとフランス人のような印象があります。12日に帰って、25日に戻ってきます、と答えると、私はこれから1ヶ月以上、日本だよ、と笑って肩をすくめていました。気さくな人です。

LANCIAを去ってからのフミアさんは、どちらかと言えば不遇の時期を過ごしていたのかもしれません。しかし、そんな彼を支えたのは、ほかでもない熱心な日本のALFA ROMEOやLANCIAのオーナーズクラブの方々でした。”LANCIA J”の”J”は、だからJAPANの”J”なのだそうです。日本の友人達へのフミアさんの友情と感謝の印です。LANCIA伝統のエレガントなセダンのカタチを持って目の前に現れたLANCIA Jのクレイ・モデルには、だからなのかそこはかとなく「和」の味わいのようなものも感じられました。

残念ながら会場で日本の方にお会いすることは出来ませんでした。でも、クレイ・モデルのお披露目の前に行われた講演の中で、フミアさんは日本の友人達と一緒に撮ったという写真をスライドにして、会場に集まった人々に見せてくれました。そこにはイタ雑のお客さんがたくさん写っていました。思わずクスッと笑ってしまうような、そうです、あなたかもしれない誰かさんのおどけた姿もあって、そこにいたイタリア人をビックリさせていました。その日一緒に行った知人のロベルトさんが、あの写真の人たちはどんな仕事をしてるのか、とちょっと怪訝そうな顔をして僕に訊きました。みんなちゃんと働いてますよ、と言っておきました。

13日から六本木で始まるLANCIA100周年のイベントにはフミアさんも来るそうです。たまたまクルマが好きで、それがたまたまイタリアのクルマで、そしてそれがたまたまフミアさんデザインのクルマだった。そんなふうに砂浜に落ちている針を見つけるほどの偶然によって生まれた繋がりが、遥か1万キロを越えて1台のクルマのプロジェクトを進行させています。講演台の上にはイタリア国旗にクロスさせて日の丸の旗が並んでいました。いい光景でした。

12:13 by サンサロ


2006年10月01日
そこにいる強敵

WEBの更新から既に14時間経過しています。四谷のてんやわんやをおもんばかって、最近連続出場記録更新中のサンサロです。現在、日本が午前6時、イタリアはまだ9月30日の午後11時です。FERRARI 50周年の大きな大きな、そしてとても高価な額装プレートもお買い上げいただけたようで、ここイタリアでそれを見つけたときの興奮が再び甦ってきました。アメリカ人にさらわれず、日本国内のコレクターの方のもとにわたったことが何より嬉しいです。アメリカ人コレクターは、ことFERRARIのレア・アイテムに関して、イタリアでの最大のライバルです。

それからブリスターパックのミニカー。これもたくさんご注文いただいているようです。これに関しては複数の極秘のルート(!?)で手に入れています。常にリクエストを出してあるので、週に1回は○○が何台、△△が何台見つかった、と連絡が入ってきます。特にMASERATI COLLECTIONやALFA ROMEO COLLECTIONの既にリリースが終了してしまったモデルは、彼らのルートによってイタリア各地から探し集めてもらうしかないのです。そうやって2006年の9ヶ月間、約2000台を集めお客様にお渡しすることができました。

特に人気車種、ALFAで言えば155 V6 TIを筆頭に33 STRADALE、TZ、TZ2、MASERATIではQUATTROPOTE EVO(1998)やBITURBO系のモデル、これらはなかなかお目にかかれません。今回はMASERATI系、ちょっとやそっとで完売にならないよう、意地と気合で集めました。他のメーカーでモデル化されていないものも多いので、貴重だと思います。

それにしても、ブリスターが凹んでいるんですよね、いつも。もう何度も口を酸っぱくしてイタリアのサプライヤーには言ってます。日本じゃ箱や外装が大切なんだから、もう少し気を遣ってくれ、と。するとね、チェルト!(もちろん!)って言うんですよ、彼ら。でも全然チェルトじゃない。彼らの箱詰めを見ていると、最初は丁寧にやってるんですが、ブリスターが複雑な形状をしてるのできれいに入らなくなってくるんですね。そうするともう面倒くさくなって、途中からは適当に入れてるんです。イタリア人は概して根気がないですから。それから何でも原因を自分以外のところに求めます。ブリスターのカタチが悪いんだよ、です。

さて、さて、つい3時間ほど前にもこのミニカーのことで連絡が入りました。200台超集めたと。この中には現在、ご予約受付中になってしまっている156 SPORTWAGON POLIZIAも含まれています。それは朗報には違いないのですが、ブリスターをですね、大切にしてほしいです。すいません、ほんとに。もうきつく、きつく、改めて注意します。強敵です、まったく。


10:51 by サンサロ


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