イタリア自動車雑貨店
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2006

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2006年11月29日
映画館とレストラン

昨日、取引先のロベルトさん夫妻と連れ立ってクリント・イーストウッドの『Flags of Fathers』を観に行ってきました。午後5時半からの上映で200人くらいが定員の小さな映画館でしたが、上映時間になって席に着いたのは僕ら3人を入れてたったの11人。まあ、時間が時間だけど、それにしても11人とは驚きです。でもそれにも増してビックリしたのは入場料の安さ。一人2.5ユーロ(380円)! です。ただ、これにはわけがあって、65歳以上の老人料金なのです、これ。チケット買う窓口でロベルトさんが身分証明書を見せて、まとめて3枚買ったのですが、それだけで3枚老人料金で買えちゃうんですね、ここでは。もちろん、奥さんも僕も、正々堂々65歳以下です。

映画はとても良かったです。ロベルトさん夫妻も感動した様子で、映画館を出た後はひとしきりIWOJIMA(硫黄島をイタリアではこう表記します)の話題に花が咲きました。ロベルトさんが言うにはイタリアでは学校で現代史をほとんど勉強しないそうで、第2次世界大戦のことなども自分で本を読んで知るしかなかったとのことです。それから東洋史はまったくやらないそうです。だからなのか、ロベルトさんは「何であんな小さな島をアメリカはあれほどの大軍で攻め立てたのか」と、映画館を出るとまずそれを僕に聞いてきました。

そんなこんなで道々映画の感想を述べ合いながら、レストランに向かいました。映画館から歩いて5分ほどのRISTORANTE VITTORIA。料理が出てくるのが早く、しかもそれほど高くないので、いつ行ってもいっぱいです。以前ホテルに泊まっていた頃にはよくここに来ましたが、今はもっぱら自炊で妙なものを作って食べているので、久しぶりのチェントロのレストランです。

で、サプライズはここから。なんとしばらくするとサッカーの大黒選手が入ってきたのです。オオグロだ!という僕の声にロベルトさんもすぐさま反応して、ふたりで彼のもとに行きました。大黒選手は地元チーム、トリノの選手。ロベルトさんは同じ地元でもユベントスの熱烈なサポーターです。でも興奮して大黒選手に気を利かしたつもりなのか英語でガンガンまくし立てます。オレをもっと使えと監督に言え。来年はユベもセリエAに戻るから、その時は対決だぞ、なんてことを英語、といってもイタリア語とチャンポンみたいな英語で叫んでいます。大黒選手はビックリした様子でした。ロベルトさんの先制攻撃が一息つくと、大黒選手、僕に聞きました。この人ナニジンですか?

それにしても大黒選手、気さくでとってもいい人でした。テレビで見ていた感じよりずっと大きい。僕はまるで小人みたいです。今日からファンになることに決めました。それにもうひとつ嬉しかったこと。なんと彼はイタリア自動車雑貨店を知っていました。それもお店に来たこともあるそうです。新宿通りの緑色のお店でしょ、だって。知らなかったなあ、来てたなんて。クルマとても好きみたいでした。僕もユベントスのファンだけど、これからはトリノの隠れファンとして、大黒選手ガンガン応援します。

追伸:今月末の更新、それからクリスマス前12月15日の更新に向けて、いいものたくさん送りました。是非、是非、次回、次々回と、イタ雑2006年の華! お楽しみに!!
11:37 by サンサロ


2006年11月23日
いいことあった!

早朝5時、夜半からの激しい雨がやんだトリノからマラネッロに向けて出発です。雨がやんでくれたのはいいのですが、そのかわり街の中にさえ霧が漂っています。街灯がぼんやりとした光を広げているのを見て、アウトストラーダが既に霧で真っ白になっていることを覚悟しました。

トリノ―マラネッロのルートは、大雑把に言うとトリノ―ピアチェンツァーモデナという感じで走って行きます。そのルートの中で霧が出た時の強敵はトリノ―ピアチェンツァ間で、ピエモンテ・ワインで名高いアスティの辺りはひどい時には目の前に白いカーテンを下ろされたようで、視界がまったくなくなってしまいます。日本ならとうに通行止めの措置がとられるのは必至の状況ですが、ここではそれでも50km/h規制が敷かれる程度です。料金所のゲートの入り口がまったく判別できないにもかかわらずこれですから、旅行でレンタカーを借りるような場合、これからの季節、早朝と夜間の運転はやめたほうが無難です。

さて、さて、今朝のアウトストラーダはレースのカーテンほどの霧でした。最悪ではないですが、前車のテールライトの赤い光がいつ突然目の前に現れるかもしれないので、神経を使って疲れます。さすがにこの時間ですから通行量は少ないですが、そのまばらなクルマの平均的な速度はこの状況で100/km/hほどです。大きなトラックでも80km/hくらい、50km/h規制なんてなんのそのです。慣れない頃はこんな霧の中で後ろからせっつかれて泣きたくなったこともありました。

無事マラネッロに到着。でも帰りが夜になるとまた霧に遭遇することになるので、今日は大急ぎで用事を済ませます。フム、フムなかなかいいものも手に入ったし、と帰りの視界バッチリのアウトストラーダはルンルン気分です。が、早朝の出発だったので午後4時頃強烈な睡魔に襲われました。こういうときは安全策をとります。サービスエリアに入って1時間ほど仮眠しました。

午後5時半、トリノ着。そのまま帰らず仕入先のひとつに立ち寄りました。「いいニュースがあるよ。届いてるよ」の声に迎えられました。グシャグシャの新聞紙に包まれたそれ、それが今日の写真のエンブレムです。やったぁー! やっと会えた! かれこれ5、6年探し歩いていたものです。昔の荒木町の店舗の頃は何度か手に入れたことがありましたが、その後完全に姿を消してしまったエンブレムです。いや一度蚤の市で前後セットで300ユーロ!というのがありましたが、その値段では手を出したくても出せません。いろいろなところに声を掛け、いくつもいくつものルートを経て、今日2006年11月22日とうとう再会です!

さて、14枚手に入れました。未使用デッドストックですが、さすがに年月を経て細かな傷はあります。値段も以前に比べれば目をむくほど高かったです。がしかし、おそらくこれだけの枚数を持っているのはおそらく世界でイタリア自動車雑貨店だけのはずです。LANCIA THEMA 8.32。探していた方、お楽しみに! 明日他の荷物と一緒に発送します。次回更新、間に合うか!?
12:15 by サンサロ


2006年11月06日
「事件」は起こる

モーターショーのこと、イタリア人は普通Salone(サローネ)と言います。もともとはSalaという「広い部屋」を表す語から派生していて、そのもっと大きな、たとえば貴族の邸宅の大広間のことなんかを指す言葉として使われます。そして、そこから転じて展覧会とか展示会とか、要するに大きくて華やかな会場のこと、そういうものもこの言葉が表すことになったようです。

今年も9月末から10月にかけてパリでモーターショーが開かれました。パリというだけで華やかさも倍加するというもので、イタリアではSalone Parigi、う〜ん、とろけそうな語感です。で、きょうはそのとろけそうなパリ・モーターショーの凍えそうな裏話をひとつ。

イタリアの輝ける星、Ferrari。パリに限らず世界のモーターショーでFerrariはいつだって最大のスターです。今回はFerrari P4/5 by Pininfarinaが出展されていました。このクルマのインテリアには誇らしげにFerrariとPininfarinaのフラッグがクロスしたエンブレム、それが装着されるのですが、「事件」はそのエンブレムをめぐって、事件というものがいつもそうであるように、ある日突然目の前に現れました。

トリノのエンブレム工房に下請けの七宝焼職人から2枚のそのエンブレムが納められました。Pininfarinaはたった2枚発注したのです。Ferrariの特別な顧客のためのクルマですから、エンブレムも少量限定生産、たった2枚きりです。で、僕は見ました。それがエンブレム工房に納められたその瞬間を。皺だらけの茶色の紙に包まれたそれは、その包装の状態だけみるとそれが家さえも買えるプライスタグをつけたクルマのものとは到底思えないしろものです。でも、まあ、イタリアなんてのはこんなものです。まあ、それはいいでしょう。僕が買うわけでもないし。問題は、いや「事件」はその中にあったのです。

なんと、クロスしたフラッグのFerrariの方、皆さんご存知のようにFerrariのエンブレムは上にトリコロールのイタリア国旗があしらわれているのですが、そのいちばん上、本来グリーンであるべき部分が、なんと、なんと、黒!になっていたのです。黒ですよ、黒! 緑、白、赤の、例のイタリア国旗の緑が黒!です。ありえない! いくらイタリア人だって、これはありえないでしょう。例によって、例のごとく、その場にいた人間は瞬間全員シーンとして、いつもそうであるようにションボリして、でも次の瞬間には大騒ぎになったのです。喜劇です、これは。僕はこみ上げる笑いを堪えるのに必死でした。いいぞー、イタリア人、ステキだぜ、イタリア人! もう、すべて許すぞ、イタリア人!

しかし、イタリア人がイタリア人たるゆえんはこんなものではありません。トップのR氏、塗れないか?とのたまったのです。塗れるわけないでしょ、七宝焼なんだから。塗ったってすぐバレルよ。もちろん、塗るってのは無理だということで、急遽やり直しが決定され、トップのR氏みずから職人のいるフィレンツェまでエンブレム持って飛んで行きました。

しかし、まあ、職人は自分で焼いていてどう思ってたんでしょうか。黒になっていたのは、そこに黒の色を載せて焼いたのではなくて、下地の色そのまま、つまり色の載せ忘れらしいのですが、それにしても、完成したそれをちょっと見れば気づくはずですよね。きっと見てないんです。あ〜あ、終わった、終わったで、その辺にある使い古しの紙で包んで一件落着、Tutto posto!

イタリア自動車雑貨店にも信じられないようなチョンボな品物が時にやってきますが、今回の「事件」に遭遇して、ますます覚悟を強く持つように自分に言い聞かせた次第です。メダルの付いていないのっぺらとしたキーホルダー見て怒っているような自分は、まだまだ修行中、ということらしいです。Viva Italia!!



11:23 by サンサロ


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