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硫黄島の読み方
たいへんご無沙汰しております、ジャイです。
どのくらい登場していないか考えるだに恐ろしいです。
今回はイタリアとは関係のない話題で失礼いたします。
先日サンサロがFlags of Fathers(邦題 父親たちの星条旗)を見てきたと書いていましたが
その中でロベルトさんが硫黄島をIWOJIMAと呼んでおります。
他のヨーロッパの人々もだいたいIWOJIMAと呼んでいるんですよね。
余計なことですがアメリカ人はほぼ全員がIWOJIMAと呼んでいます。
さて、次のどちらが読み方の正解だと思いますか?
「いおうとう」「いおうじま」
正解された方にはなんにもプレゼントはありませんが日本の国土の正しい読み方を
ひとつ覚えられたという事で勘弁してください。
ここまで読まれた方ならお分かりかと思いますが「いおうとう」が正解です。
まあ正確にはどちらでも良いという言い方もできるのですが戦前から日本では「いおうとう」と
呼ばれていまして、これが戦中戦後にアメリカ政府やらアメリカ軍がIWOJIMAと誤訳してから、
なぜか日本政府まで「いおうじま」と表記したり呼んだりしております。
そんなところでヘンに戦勝国に遠慮することもないと思うんですけどね。
当時の日本の立場というのはそこまで弱く、何ひとつ自分たちの思うようにはならなかったという
例のひとつかと思います。
私は故あって硫黄島に何度も行ったことがありまして、あまつさえ現地に宿泊したりしたこともあります。
あの場所に行くと当時のまま時間が止まってしまった場所がそこらかしこに存在していて
けっして遊び感覚や興味本位で立ち入る場所ではないことを静かに主張しています。
はてさて12月に公開される「硫黄島からの手紙」では日本人俳優はちゃんと「いおうとう」と
呼んでくれているんでしょうか。脚本を書いたのは日系の方のようですけど、ちょっとと言うかかなり心配です。
あ、最後にロベルトさんの疑問に答えておきましょうか。
硫黄島はアメリカ軍が日本本土を爆撃する際に当時のB-29という爆撃機が万が一被弾して
サイパンなどの出撃基地まで戻れない際の代替基地として欲しかったようで
アメリカ軍に接収された後はたくさんのB-29とアメリカ軍人が駐留しておりました。
そしてその基地の残骸は今でもあの島の中に存在しています、接収された当時のまま。
さて、次回登場の際にはイタリアの話題を書かせていただければ幸いです。
問題はいつ登場するかですが。 |
13:50 by ジャイ |
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