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MASERATI Collection
先週、レジを打っていたとき、お買い物をなさったお客様が恐縮したような表情でたずねられました。「バールに置いてあるミニカー、ちょっと見せていただけないでしょうか?」
当店の入り口横にバールコーナーがあるのは、ご来店くださったことのある方はご存知でしょうが、そのカウンターの裏に数台のミニカーが飾ってあります。お客様が仰ったのは、そのミニカーのことでした。もちろん、断るわけもなく、二つ返事でご覧に入れました。
お客様の目に留まったミニカーとは、MASERATI Collectionという、大人気シリーズのもの。かつて商品として入荷してきた一部を、非売品として飾っているものです。私鶴仙人もお気に入りの逸品です。お客様にお見せしたところ、手にとって熱心にご覧になっていました。非売品と聞いて、とても残念そうでした。
イタリアに名車は数あれど、ミニカーで手に入るのはごく僅か、といっても過言ではありません。とくにマセラティやランチアは、ことミニカーの世界においては、残念ながらアルファやフェラーリの後塵を拝してしまっている、というのが正直なところです。ですから、目の前の宝物を手に入れられなかったあのお客様の無念は、同じクルマ好きとして察するに余りあるところです。
そんななか、今回のNOVITAでご紹介した商品の中に、ランチア・テーマや037ラリーなど、ありそうでなかったレアな車種が! と思いきや、なんとすでに完売でした。マンマミーア・・・・・・。次回をお楽しみに。
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11:28 by 鶴仙人 |
イタリア車のある風景
イタリア自動車雑貨店で働いていると、当然のことではありますが、イタリアのクルマに免疫ができます。街で見かけたらオッと驚くような名車、旧車、レア車であっても、最近は、ふーんで済ませるぐらいになりました。これが目が肥えた、っていうことなのでしょうか。
先日も、当店の前の新宿通りにSZがずらりと並ぶという世間的には相当な珍現象が起こりましたが、それほどびっくりはしませんでした。それは他の当店スタッフも同じようで、やっぱり慣れって怖いなあ、と思ったものです。まあ、イタ車密度が恐ろしく高い店舗前で、いちいちクルマの観察をしていたんでは仕事になりませんからね。
ところが、東京四谷新宿通りをひとたび離れて、遠い旅先でイタリア車を見ると、妙に感傷的な気分になったりします。普段暮らしている東京の街並みとアルファロメオやフェラーリが分かち難く結びついているので、旅先でイタリア車を見るとその公式が破られてしまうからなのでしょう。
そう、いつだったか冬の奥飛騨を訪ねたとき、雪かきの雪が路傍に積み上げられた町で、ブルーのアルファ147に遭遇したことがありました。ルーフに雪を積もらせて、スタッドレスを履いた147の姿が脳裏に焼きついて離れなかった記憶があります。きっと、見慣れたアルファと私にとって非日常である一面の銀世界の組み合わせが、妙な違和感をもたらしたんだろうと思います。
どこかに旅するとき、その地の風景にたたずむ自分の愛車を想像すると、旅する楽しさも倍増って感じです。さて、世間はもうすぐゴールデンウィークですが、旅行前のそんな妄想もまた楽しいかもしれません。
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10:56 by 鶴仙人 |
明石大橋の夜景
ドライブ好きの私は、どこか出かけることがあると、決まってドライブコースを探してしまいます。
特に、最近のテーマは海辺の夜景。昼間は無機質で殺風景な都会の景色も、日が暮れて闇と光の世界になると、様相が一変します。
お台場レインボーブリッジから見る東京の高層ビル群やベイブリッジから見るみなとみらいの夜景は、説明する必要が無いほどの超定番ですが、今日ご紹介するのは、私にとっての日本一!といっても過言ではない、スーパー夜景です。
先週末から昨日まで、四国関西方面に行っておりました。香川での用事を済ませ、眠い目をこすりながら、神戸行きのバスに乗っていました。淡路島から明石海峡大橋を渡る時、あまりの美しさに眠気が覚めました。
明石大橋の本州側は、小高い丘になっていて、海岸からその丘の中腹にかけて無数の光が広がっています。橋を渡っていくと、最初は遠目に小さな光芒を放っていた夜景が、徐々に大きくなり、最後は光の中に吸い込まれるようにトンネルに入る、という手の込んだ演出なのです。
明石大橋は高速道路で路上駐停車禁止のため、橋の上から見える夜景を撮影することは難しく、webで探しても同様の写真は見つかりません。その意味で、実際に走ってみないと体験できない、希少な夜景だと思います。ここに掲載している写真は、近くのサービスエリアから撮ったものです。
このブログの内容は東京の話題が多かっただけに、関東以外の地域にお住まいの皆様には、行きたくても行けない、という話が多かったと思います。でも、明石大橋の夜景は違います。関西在住の方、夜景ドライブに行ってみてください。絶対に損はさせませんよ!
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11:29 by 鶴仙人 |
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