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チンクエチェント狂騒曲
現在、3ヶ月待ちです! ディーラーの営業マン氏の前に人だかりが出来ていて、彼は汗だくになりながら、同じセリフをまた口にします。現在、3ヶ月待ちです! どの色も3ヶ月待ちです! そうです、これ、いよいよ発売開始となったNEW FIATチンクエチェントを前にしたやり取りです。ちょっと前なら債権者に押しかけられたのかFIAT!?の光景ですが、鮮やかなV字回復、誰もかれもがチンクエチェント目指してディーラーに殺到しています。
ちょっと大袈裟じゃないの、と思われるかもしれませんが、これ紛れもない事実。ベーシックモデルで1万ユーロ(約170万円)ちょっと。噂のABARTHヴァージョンは1.4リッター・ターボ、130psなんて言われています。GIANNINIはどうなんでしょうね。既に日本の業者からコンタクトが来ているとGIANNINIでは言ってました。これ直接聞いてますから、きっと日本に入ってくると思います。
それにしてもイタリア国内で既に3ヶ月待ち。隣国オーストリアのディーラーの人が言うには「年内にオーストリアに入るのは300台だけ」とのことです。300台なんて1日で売れてしまうよ、と彼は嘆いていました。う〜ん、夢のような言葉ですね。これがかのFIATをめぐる話だとは今もって信じられません。さあ、さあ、日本にはどうなんでしょうか。いつ、どれくらい入ってくるのでしょうか。先日、実車をじっくり見ましたが、クオリティという意味でモノはいいです。デザインも写真より実車かな。意外に大きく感じました。まあ、乗ってないので、これくらいしか言えないですが、買い替えを検討中の方、待つ価値じゅうぶんあります!
ということで、昨日の日曜日、NEWチンクエチェント・デビューの盛り上がりに乗じて、現在セール中のトリノのいろんなお店、みんな休み返上で営業していました。しかも、どの店のショーウィンドウにも、チンクエチェントのステアリングやらダッシュボードの一部やらがオブジェとしてディスプレイされています。FIATがプロモーションとしてすべての店に置いてもらって(置かせて?)いるんですね。ダッシュボードのパネルが特にカッコイイです。
写真はトリノの中心部、サンカルロ広場の風景です。赤いチンクエチェントの隊列、に見えますが、実際はこれすべてボディーカバーを被ったチンクエチェントです。もちろんこのボディカバーもオプションで販売されています。こういうシャレの利いた見せ方、イタリア人はとっても上手です。こうやって遠くから見ている限りパーフェクト!です。いえ、いえ、今度のチンクエチェント、近くで見ても良かったです。左ハンドル、マニュアルで乗りたいです。そうそう、これよりう〜んと小さいチンクエチェント、次回更新でイタ雑WEB上、走ってるかもしれません。なんて何のこと?言ってるんでしょ。
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11:40 by サンサロ |
開演迫る! VIVA チンクエチェント!
明日(日本では今日)7月4日から2日間、いよいよFIATチンクエチェント50周年、そしてNEWチンクエチェントの誕生を祝うイベントが、ここトリノで盛大に開催されます! 前日の今日7月3日、イベント前の盛り上がりとしては去年の冬季オリンピック以上のものがあります。それだけチンクエチェントというクルマがイタリアの人々の生活に深く根づいていたということなんでしょうが、やはりこのクルマはイタリア人の希望の象徴だったのだと思います。
第2次世界大戦における敗戦で疲弊したイタリア経済が、50年代、その復興の槌音を響かせていた頃、ちょうどその頃に登場したのが初代チンクエチェントだったからです。こちらの人も日本人同様に言います。あの頃は貧しかったけど今よりずっと良かったよ、と。そんな「良かった時代」を小さなボディで健気に体現しているかのようなチンクエチェントに、その頃を知る世代の人々はみなそれぞれ特別な感慨を寄せているのです。
ほんとうは初代のチンクエチェントと今度デビューするNEWチンクエチェントの間には、もう1台チンクエチェントがありましたよね。でも、なんかそれはなかったことにしたいみたいです。初代の正統な血筋は、その姿カタチからいっても今度のNEWチンクエチェントに流れていると、FIATはそういうことにしたいみたいです。まあ、何はともあれ、復活著しいFAITの時宜を得た商魂も垣間見えるのですが、そのNEWチンクエチェントは近年稀に見るヒット作になるのは確実です。既に納車まで何ヶ月も待つということです。
おそらく来年出てくるABARTHヴァージョンのほかにもGIANNINIからも特別なチンクエチェントのリリースが予定されています。4日、5日はここトリノでは数万人規模の人出が予想されていますが、それはちょっと大袈裟だとしても、僕の周りの人たちはみんな「ひどい混乱になるからテレビで見る」と言っています。テレビは完全生中継で伝えます。イタ雑の事務所のすぐ近くもパレードが通ります。僕は見に行きます! もちろんチェントロのイベントにも行ってみます。
さて、さて、その特別な1台の50周年と特別な1台のデビューを兼ねたこの大イヴェント、もちろんイタ雑は抜かりなく記念アイテムのゲットに動き回っていました。次回更新、そして次々回にわたって、レアな逸品ご紹介できると思います。四谷イタ雑第2の本拠地トリノから、イタ雑渾身のアイテム、皆さんにバーンッとご覧にいれます! それもセール価格で! どうぞお楽しみに!
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11:33 by サンサロ |
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