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曲がってるよ
LANCIA 100周年の熱気、いまだ冷めやらぬトリノから、きょうはちょっとした「事件」の顛末をお知らせします。さて、さて、写真のメダル、プレキシガラスにきれいに埋め込まれ、とあるエンブレム工房に本日9月29日納品されました。埋め込む作業だけ外注に出していたんですね。ちょっと写真が悪いのですが、見えるでしょうか。ルカ・モンテゼモロの名前があります。そうです、これはLANCIA 100周年を祝して、モンテゼモロに納められる極めつけの貴重な逸品なのです。
“尊敬と感謝の念を込めて支援者ルカ・コルデロ・ディ・モンテゼモロに” と刻まれています。
箱から出した瞬間その場にいたみんなから期せずして歓声があがりました。それほど素晴らしい出来ばえです。僕なんかすぐに「これ欲しいなぁ」という思いがふつふつと湧き上がりましたが、これだけはどうにもなりません。何しろ、これ1点のみ、思いを飲み込んでグッと我慢です。が、しかし、その時、僕は気づいたのです。メダルが、特に右端のメダルが曲がって付いていることに。
イタリア人ですから、仔細に見ることもせず、もうこの逸品をサカナにああでもない、こうでもないとオシャベリに夢中になってます。なかなか言葉をはさむタイミングがありません。が、一瞬の沈黙を逃さず、僕は言いました。これ、曲がってるよ。
全員の目が再びメダルに注がれ、ひとりひとりじっくり検分します。そして、そのあとにはそれまでの盛り上がり方が幻だったかのような重い沈黙に包まれたのでした。なかの一人がメダルを左側に回転させようと手を出しましたが、回るわけはありません。プレキシガラスには穴が空けられ、メダルから出ているボルトでしっかりと固定されているのです。しかもよく見ると、真ん中のメダルも微妙に曲がっています。
この種のことを、イタリア自動車雑貨店はイヤというほど経験しています。エンブレムが曲がって付いてるなんて頻発することです。ですから、こういうものを見ると、全体を眺めるより先に真っ直ぐ付くべきものが真っ直ぐ付いているかどうか、何よりそこに目が行きます。ボタンは付いているか、ファスナーはスムーズに上げ下ろしできるか、時計の針は動いているか、ライトは正常に点灯するか、なんていう信じられないほど基本的なことを再検品するのと同様、これはイタリア人を相手に仕事をする上での必須事項なのです。
すぐに、善後策が話し合われました。が、なんとこの日の午後にLANCIA CLUBに納品しなければならないとのことです。そしてLANCIA CLUBの代表がこれを携えてモンテゼモロを訪れることになっているそうです。やり直しの時間、ありません。メダルの傍から一人去り、また一人去り、最後には勤続35年の女性だけが残りました。着ていたTシャツの裾でプレキシ・ガラスに付いたみんなの指の跡を拭いています。Tシャツで拭くんですね、イタリア人は。そして彼女は言いました。モンテゼモロはこういうのたくさん持ってるから、そんなにじっくりは見ないのよ。
万事イタリアはこの調子です。その鷹揚さにたくさん助けられましたが、これから先のこと考えると、やっぱりもうちょっとしっかりやってもらいたいです。みなさんのクルマのエンブレム、曲がって付いてないですか? よぉーく、見てください。
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11:19 by サンサロ |
イタリア事務所、こんな感じです
2005年5月、待望のイタリア事務所を開設しました。ですから、もうすぐ1年半ほどになります。場所はトリノのほぼ中心街と呼べるところで、ポルタ・ヌオーヴァ駅まで歩くと12、3分、屋上のテストコースで名高いリンゴットのフィアット工場跡までクルマで5、6分の距離にあります。
さて、写真でご覧いただけるように、事務所の中は鮮やかなオレンジ色の壁が印象的です。全部の壁がオレンジなわけではなくて、ベースはホワイトで部分的にオレンジが使われています。こういう内装色って、日本ではまず考えられないと思うのですが、こちらで生活していると特に違和感もなく、かえってハレの気分になれてなかなか気に入っています。
手前の白い机が仕事場です。オレンジの壁に掛け時計が2つあるのは、ひとつがイタリア時間、もうひとつが日本時間です。いま、日本は○時かぁ、なんてぼんやり思ったりします。さて、ここで仕入れたものの計算書を作成し、日々発生する経費をまとめ、四谷の店にメールで送信しています。相棒はThinkPad。僕はIBMのThinkPadが好きでした。仕入計算書は品数が半端な数量ではないので、その作成は一仕事です。荷物が日本に到着する前に四谷に送っておかなければなりません。そうですねぇ、新しいモノを探し歩くのと見つけてからの事後の処理、7対3くらいの比率です。
自ら発送してくれる業者ばかりではないので、机の手前の床が持ち帰った商品で足の踏み場もなくなることがあります。ここで検品して、数量を再確認、梱包もここでやっています。インボイスを作成して、輸送業者に自分で持ち込みます。そこで輸送コストが分かるので、事務所に戻ると仕入計算書にそのコストを加え、四谷に送信。仕入れた商品のイタリアでの処理はこれで完了です。ささやかですけど、達成感、あります。壊れずに日本に到着してくれ、と祈ります。
こんなふうに仕事してます。オレンジの部屋の中には、ここがイタリア自動車雑貨店の事務所だと思わせるようなクルマ関連のもの、何もありません。ミニカーの1台くらいあってもとは思うのですが、ここに飾るくらいなら日本に送ろう、ということで何も残りません。そうそう、きょう、ALFA ROMEOとMASERATIの素敵な時計、見つけました。ここでまた仕入の計算して、日本に発送です。10月の終わり頃には到着すると思います。オレンジ色の事務所の空気、ちょっぴりついてるかもしれません。
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12:57 by サンサロ |
鈴鹿よ鈴鹿、ああ鈴鹿。
F1 2006年シーズンもいよいよあと3戦、日本G.P.まであと1週間ちょっとです。
今年はSchummy&Ferrari最後の鈴鹿、今からチケットを握りしめて、すっかりF1モードになっている方、多いんではないでしょうか。いいなあ、いいなあ。
それにしてもSchumacher、これほど長くFerrariで活躍するなんて予想できました?
なんと11シーズン。Scuderia Ferrari史上最長記録です。
1996年の加入当初、「サイボーグ」なんて異名を取ったシューマッハの冷たい印象がイタリアではあまり好意的には受け止められていなかったようで、熱狂的なFerrariファンの間では「ふ〜ん、どうなんだろうねぇ」程度の冷ややかなものだったといわれています。
でもその後の大活躍! もう昨日までの冷たい視線はどこへやら、「Schummy! Schummy!」の大合唱、さすが「イタリア」です。
活躍すれば神のごとくあがめられ、不振が続けば徹底的に叩かれて、なんて両極端なのも、Ferrariドライバーなればこその天国と地獄なんでしょうね。
ところで、1950年のアスカリにはじまり、今日のシューマッハ、マッサに至るまで、歴代Ferrari F1ドライバーのなかで、皆さんのお気に入りって誰ですか?
店頭でお客様とお話しさせていただくと、いろんな名前が挙がります。ラウダ、ヴィルヌーブ、アルボレート、ベルガーetc、その名前によってお客様の年齢がなんとなく予想できたりして、密かな楽しみにもなっているんですが。
ちなみにジョナタンは、やっぱりマンセル、アレジ抜きには語れませんね。「作戦」とか「戦略」なんてまどろっこしいこと抜きに、コクピットに収まったら「直線はアクセル全開で」、「コーナーもアクセル全開で」、「ピットロードももちろん全開で」的なバリバリ感が最高です。で、クルマが壊れたりぶつかったりして、ステアリングをバンバン叩いて悔しがったり。
というわけで、日本G.P.決勝当日は、四谷で日本G.P.口(くち)プロレスでも開催しましょうか。テーマは歴代Ferrari F1ドライバー。直筆サインでも眺めながら……。ウフフ。
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13:58 by ジョナタン |
ずっと夢をみる
(前回から続く。長文です)
で、クリーニング屋から戻った僕は、日本から送った豚汁と赤飯という目茶苦茶な組み合わせの昼食を、満足感に浸りきって済ませたわけです。レストランは言うに及ばずピッツェリアにさえ滅多に行きません。なぜなら、高いから。日本なら昼食を4、5百円でも済ますことだって可能ですが、現在イタリアにおいて3ユーロでお昼なんていうと、パンくらいしかありません。外食はリラ時代に比べると、こちらの物価レベルでほぼ倍!になってしまいました。それにユーロの高騰が外国人である僕に重くのしかかっています。
イタリアの麗らかな土曜の午後、部屋に豚汁の香りが漂い、食後の日本茶も最高でした。と、その時、食器棚の横に掛けてある蚤の市のカレンダーに目が行きました。きょうの日付、9月23日土曜日の欄に何やらイベントの文字が見えます。近くに寄ってみると、ピアチェンツァでその日と翌日の日曜日に自動車関連の蚤の市が開催されているではないですか。う〜ん、これは行くしかないだろう。1時30分に出れば3時半には着くのです。僕は豚汁のどんぶりと御飯茶碗を流しに置いて水に浸すと、早速クルマのキーを手に出かけて行きました。
アウトストラーダは土曜日ということもあって交通量が少なく、ほぼ140km/h平均の巡航速度で走っていけます。制限速度が基本的には130km/hなのですが、まあ、140km/hくらいまでが安全圏でしょう。もちろんそれ以上、明らかに200km/hは出てるクルマもいますが、カメラが睨みを効かせてますから、あとが怖いです。一度やられてます。155ユーロもイタリアの国庫金に贈呈しました。
油断していると、イタリア、やる時はやるのです。くわえタバコのALFA 156スポーツワゴンのパトカーも神出鬼没で現れます。余談ですが、200km/hにならんとする速度で他のクルマを蹴散らすように走っていくのは、ほぼ例外なくメルセデス、BMW、アウディのドイツ車です。みんなターボ・ディーゼル。そして、それに食い下がっているイタリア車は、ほぼ例外なくアルファロメオです。が、負け戦です。古いウーノなんかでかいトラックに挟まれて、止まりそうになりながら走っています。健気で哀愁漂うアウトストラーダの風景です。
さて、ピアチェンツアに到着。会場のピアチェンツァ・フィエラがあまりにも立派なのでピックリ。と同時にイヤな予感に襲われました。会場の立派な蚤の市は概して内容が陳腐である、という経験則があるからです。でも、それを打ち消して、チケット売り場で入場料6ユーロを払ってゲートをくぐる。初めての場所ではこの瞬間期待に胸が高鳴ります。今まで見たこともないような掘り出し物に出会えるかも。ストラトスのオリジナルのハンドルなんてあったらどうしようか。いや、もしかしたらフロントのエンブレムだってあるかもしれない。なんて、いつだって夢みて会場に足を踏み入れるのです。11年間ずっとそんな夢をみてきました。
ところが!? 会場に1歩入った瞬間に僕の目を射ったのは、なんとナチスの旗!でした。それから何やら漂う汗臭い匂い。心なしか重い空気が沈殿しています。迷彩色のヘルメットもあります。あっ、マシンガンもある! イタリア空軍のパイロット服、エンブレムみたいに見えるアレは何だ? 勲章だッ。勲章売ってるのか、いいのか? なんて目を白黒させるとはまさにこういうことだろうの勢いで別世界に闖入していました。そうです、入り口を入ったところから展開されていたブースは全部、『各国戦争雑貨店』みたいなやつだったのです。○○将軍サイン入り水筒、なんてのがあるんでしょうか? 怖くて訊けません。完全武装したブースの人、立ち寄るお客さんに敬礼なんてしてるんですから。これは戦争、というか、軍事マニアですね、そういう人たちのためのブースです。
こりゃ間違えたにしては大間違いだ、と思って、もう一度会場の入り口に戻って、貼ってあるポスターを見てみると、いえ、いえ、確かに自動車関連の蚤の市とあります。日付も間違いなし。で、気を取り直して、足早に「戦場」をくぐり抜けていくと、ありました、ありました、奥の方に自動車関連書籍で名高いNADA社、LIBRERIA DELL’AUTOMOBILEの看板が見えます。やっぱり、いいんじゃん。あ〜あ、良かった。でも、あのミリタリーな世界、あれは一体何なんだ……。
さて、さて、NADAのブースから見ていきましたが、新刊もなく、顔見知りの店の人間も全然やる気がなさそうな雰囲気で、なんかこちらのテンションも下がってきます。だいたい、NADAのブースにお客さんが全然いないなんて、普通考えられません。落ち着いて会場全体を見渡してみると、確かに入場者がそんなにいないのです。やっぱりなぁ、経験則は生きてるのかぁ……。このとき僕はこれから先の展開が全部わかってしまいました。伊達に11年もこの種のイベントを荒らしてるわけじゃないのです。もうわかった! こりゃ正真正銘の大ハズレだッ!
酷かったです。いつか入場者が数名しかいないフィレンツェの近くのレッコという街の蚤の市にもやられましたが、その時以来の酷さです。だって、NADAの他に15、6業者ほど。そのほとんどがカビの生えたステアリングやレンズの割れてるライト、表紙のない書籍、破れたポスターなんていう、日本じゃお金払って処分するようなものばかり売ってるわけです。ミニカーなんて間違いなく、業者の子供が昔さんざん遊んでたやつですね、それ持って来て売ってる。大体許せないのは、何回も使ったようなフツーの折り畳みのカサなんてものまで並べてるんです、ビール飲みながら……。
結局、ストラトスのステアリングにもエンブレムにも出会えませんでした。僕の仕事は漁みたいなもんなんですね。大漁の時だってある。魚屋の売れ残りで、猫でさえ見向きもしないものの前で立ち尽くすこともある。9月23日土曜日は靴先で地面を蹴っ飛ばしながら帰りのクルマに向かいました。それでもやっぱり今度こそはと夢をみる。次こそストラトスのエンブレムに出会えるんじゃないかと夢をみます。で、その夢を次に繋げて、10月の7日の土曜日、今度はちょっと遠いのでトリノから飛行機で行ってきます。初めていく場所です。胸が高鳴ります。いいことがあるといいなぁって祈ります。
それにしてもね、あの戦争展覧会みたいなやつ、あれは一体何だったのでしょうか。謎です。
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11:45 by サンサロ |
あと3ヶ月
暑い暑いと文句を言っていた夏はとうに過ぎ、気がついたら、もうすぐ10月じゃないですか。わたしの席の前に貼ってあるカレンダーも、残すところあと1列(三月ずつ縦に3段、横に4列になっているので)。あと3ヶ月で2006年も終わりなんですね。
トリノオリンピックがあったのも今年だったのに、なんかとっても前のような気がします。そうそう、イナバウアーの真似しましたね……。で、みんなから白い目で見られて、腰を痛めそうになったり。
あと3ヶ月ありますが、思い返すと(ちょっと早過ぎますか!?)今年はいろんなことがありました。ワールドカップでイタリアが優勝しましたよね。イタリアは本当にお祭り騒ぎで大変だったみたい。ただでさえ8月のバカンス前ってみんな浮かれているような感じなのに、さらにワールドカップで優勝ですから、浮かれないわけがない! ですよね。
そうそう、ワールドカップ優勝記念のTシャツ、前回ご紹介した時、すぐに完売してしまったんですが、再入荷しましたよ! ほんの少しですが。お問い合わせが非常に多かったんですこのTシャツ。でも、記念ものなので、再入荷は難しいと思います……とお断りしていたんですけど。ちょっとだけ入りました。気になっていた方はどうぞお問い合わせを!
これから、ワールドカップ優勝記念のミニチュアモデルとか、出てくるみたいです。イタリア国旗の色に塗り分けられたモデルとか、イタリア国旗色の3台セットのモデルとか。リリースされるのはちょっと先だと思いますが、乞うご期待!
シューマッハも引退だし、2006年っていろいろありました(まだ3ヶ月あるって!)。きょう、ここ四谷は雨が降っています。たくさん届いて通用口をふさいでいる荷物と、雨降りの外を見て、なんか、とりとめのないことを考えてしまったたまごなのでした(意味わからんって!?)。
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13:54 by たまご |
後姿フェチ
クルマを見るとき、どこを最もよく見ますか? わたしはといえば、後姿。こればっかりは譲れません。前や横のラインがどんなに好きなデザインだったとしても、後姿がダメなクルマはそんなに心に残りません。なんとなく人を好きになるのと同じかもしれませんね。たとえ美人だったとしても口が大きい人はちょっと苦手だ。みたいなね。
で、最近気がついたのですが、わたしはベルトーネデザインの後ろ姿が好物のようです。いまちょっといいなぁと思っているのがLamborghini Jarama。はじめは全然興味がなかったんですが、後姿を見た途端に気になってしまって。ちょっと好きになってしまいました。
噂によると、あのフェルッチオもJaramaがお気に入りだったようですね。フェルッチオもきっとあの後姿がきっと気に入ったに違いない! と思い込みたっぷりにきょうもじーっと眺めてしまいそうです。
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12:16 by ぴろり |
ASIとLANCIA 100周年(とクリーニング屋)
9月23日(土)。トリノ市内のヴィットリオ広場で開催されているASI (AUTOMOTOCLUB STORICO ITALIANO)のモーターショーに出かけてきました。クリーニング屋を先にするか後にするか迷ったのですが、クリーニング屋は出来上がったものを袋に入れてくれないので、ハンガーに掛った服をぶら下げて行かなければなりません。これはあまりにもヘンなので、先にASIに行きました。
モーターショーと言っても、FIAT BARILLAやLANCIA LAMDAなど、イタリアの古いクルマに混ざって、イギリスのMGやJAGUAR、フランスのTALBOTなど、主に古いクルマが広場の一角に並べられていて……、えーっと、まあ、ただそれだけなんです。それだけなんですが、別にロープを張って監視員付で展示してあるわけでもなく、無造作にポンッと置いてあるだけなので、これを目指して見に来た人もただの通りすがりも、触ろうと思えば触り放題です。
まあ、それでもベタベタ無遠慮に触る人なんていないわけです、少なくともクルマが好きな人は決してそんなことはしないですね。手を触れず、身体も触れないように微妙な近づき方をして覗き込んだりしています。その姿でクルマ好きな人だとわかりますね。そのクルマの持主の気持に想像力が及ぶわけです。
まあ、それはともかく、この展示車の一角に、ちょっと場違いな感じでFERRARI 328GTSが1台並んでいたわけです。場違いな感じ、というより場違いでした。なにしろ相手はアンティーク家具よろしく手仕事の塊のようなクルマですから。FERRARIはなんか空を飛びそうなまったく別の種類の乗り物のように映ります。
でもね、改めてそうやって328を見ていたときに、僕はふと328が凄くカッコイイと思いました。小さくて、低くて、華奢で、そのボディの上には鉄で出来ているとは思えない夢のように柔らかで傷つきやすいラインが流れていて……。60年代、70年代のFERRARIに引かれていた線が、「現代」に飲み込まれずそこかしこに見えるわけです。う〜ん、カッコイイ。これ正真正銘のスポーツカーだぜ、って改めてこの時代のPININFARINA、凄いと思いました。次の348からでしょうか、ちょっと世界が変わっていったと思います。それはきっと、スポーツカーというものを時代がどう解釈したか、ということの違いなんでしょうね。
で、1時間ほど展示車を見物して、エスプレッソで一服。12時30分に閉まってしまうクリーニング屋の時間を気にしながらサンカルロ広場を突っ切っていきます。サンカルロ広場といえば、ここでは今月のはじめにLANCIA CLUB ITALIA主催のLANCIA100周年インターナショナル・ミーティングが開催されました。ヴェネッツィアの次にLANCIAの聖地ここトリノで盛大に祝われました。トリノの人々にとってLANCIAは100%トリノのクルマですから、やっぱり寄せる思いは強いです。100周年を祝い、復活を期しました。
そうそう、このヴェネッツィア、トリノと開催されたLANCIA 100周年イベントの記念アイテム、しっかりゲットしてあります! 参加者にさえ行き渡らなかったレアなものも含めて、次回10月1日更新、そして10月16日更新の2回にわけてご紹介できるはずです。スゴイでしょ。これ、ちょっとイタリア自動車雑貨店の自慢です。
クリーニング屋はギリギリでセーフ。受け取ったパンツのプレスラインは手が切れるほどにピシーッとしています。数回これを繰り返されたら、きっと手よりも先に布地が切れるはずです。いつも汗ビッショリで重そうなアイロン振り回してるオヤジ、手加減してほしいものです。
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10:57 by サンサロ |
いろんな方とお話しすると
先日、いつも通信販売をご利用いただいているYさんが店にいらっしゃいました。お名前を聞けば、「あ〜、いつもご利用いただいている……」とすぐにわかるほど、昔から頻繁にご利用いただいているお客様です。東京にご出張だったとのことでお店に寄ってくださいました。
お名前もよく存じ上げていますし、お電話でも何度もお話ししたことあるんです。だからでしょうか? お会いするのは初めてなのに、全然初めてのような感じがしなくて。いろいろお話ししてしまいました。この『きょうのイタ雑』も毎日読んでくださっているようで。ありがとうございます。
Yさんは、Alfaに乗っていらっしゃるんですが、Alfaが結んだ縁のお話を聞かせてくださいました。それは、Alfaに乗っていることがきっかけで、十何年ぶりかに大切な方に再会できたというお話。個人的なお話なので、詳しくは書きませんが、そういうお話って、うかがっていて、すごく気持いいですよね。あまりの運命的な再会に、ちょっと鳥肌がたちました。
「〜だったら、〜していれば」みたいな、過去に何かをやらなかったことを後悔して〜だったらこうだったのになぁと考えることは不毛ですが、「〜したから〜が起こった」ということは、何かが実ったということですから清々しいと思います。だって一歩足を踏み出して、何かをしたから何かが起こったわけですからね。
Yさんのお話を聞いていて、何がきっかけで、物事が変わったり、開けたりするかなんて、本当にわからないなと思いました。でも、何か行動を起こせば、何かが変わる、ということは間違いないでしょう。それは確信。
お店にいると、本当にいろんなお話をうかがいます。ドラマや映画になるお話じゃないけど、みなさんそれぞれの生活の中にいろんな物語があるんだなぁと、あらためて思いました。イタリア車のある毎日の中にいろんな物語があるんですね。きょうもどこかでそんな物語が始まっているかも……。
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12:07 by たまご |
トリノの夕陽
スーパーで買い物をした。ほんとは炒飯を作るのにタマゴだけが欲しかったのだけど、なんとなく、それだけじゃなぁ、って気がして、ヨーグルトとイチゴのジェラート、それからキッチンペーパーをカゴに入れた。部屋の近くの小さなスーパー、日本で言えばちょっと大きなコンビニ程度の店だから、レジに行列なんてめったにない。この日も6、7歳の娘を連れた母親の後ろに並んで、自分の順番が来るのを待っていた。
その親子連れの買ったものがポスレジを通過して、合計金額が表示された。と同時にレジに立っていたそのスーパーの若主人が声に出して金額を告げる。22.30ユーロ。母親がレジ台の上に小銭から並べ、最後に10ユーロ札を1枚置いた。奥さん、これ違うよ、10ユーロ札じゃなくて、20ユーロ札じゃなけりゃ。若主人の声に母親は自分がレジ台の上に置いた紙幣と硬貨に目をやり、それから顔を上げて若主人を見つめた。次に来る時に不足分は払うから……。
ダメだ、と彼は言った。品物を減らしてくださいよ。どれを減らしますか? と、目の前に並んだ品物に手をかけた。どう見ても、たまたま持ち合わせがなかったというふうには見えなかったから、彼の立場からすればそうするしかなかっただろう。母親がいくつかの品物を自分の手で端に除けた。砂糖にパルミジャンチーズ、そして子供のためのお菓子が外された。若主人が言う。ああ、これでもあと2.20ユーロ超えてるなぁ。奥さん、2ユーロある? 母親は財布を覗き、そして首を振った。それからもうひとつお菓子を外した。
母親に寄り添っていた子供が、マンマーッ!と彼女を見上げ、顔を赤くして泣き始めた。ポロポロ、ポロポロ、大粒の涙が次から次にこぼれてくる。母親は静かに、でもとても強い調子で、泣かないで!と娘に言った。その子はもっと大きな声で泣いた。もっと大きな声で泣いて、そのまま手の甲で涙をぬぐいながら一人でスーパーを出ていった。
若主人は何度か目をやっていた。困難なレジを終えた母親がスーパーの袋を提げて出て行く向こう側、さっき泣きながら女の子が走り去ったあたりに、心もち背伸びするような格好で視線を向けていた。なんとなく気まずいような雰囲気のまま僕の番になった。顔なじみの若主人は、お菓子はいつか買える。これで終わりじゃない、そうだろ? と僕がカゴに入れたバナナヨーグルトをポスレジに通しながら言った。これで終わりじゃないさ、そうだろ?
そうだね、と頷いてスーパーのドアを押した。ワッと押し寄せてくる街の喧騒。いまひとつうまくはかどらない自分の仕事のこともあって、自然に大きなため息が出る。チャオ、チャオ、ベーネ、ベーネの洪水の中を歩く。西の空、きょう一日に幕を降ろすように夕陽が沈んでいく。埃っぽいこの街には不似合いなほどに美しい橙色のその夕陽が、きょうは金がないと屈託なく言える豊かさの上にも、常に何かを諦めねばならぬ剥き出しの貧しさの上にも等しく降り注ぎ、軌道敷に照りかえってキラキラ輝いていた。
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11:58 by サンサロ |
象マニアでさえ知らない
「エレファンティーノ」と言えば「LANCIA」。
ですよね。
でも、イタリア車をあまりよく知らない人にとっては、なぜイタリア車のお店なのに、象がこんなにあるの? と思うことは多いようで、よくご質問をいただきます。
そういうわたしも初めて見たときは、なんで象なの? でも可愛らしい!! と食いついてしまいました。
そして、ブルーエレファンティーノのキーリングを思わず買ったことがありました。そんなわたしと同じように、通りがかりのお客様で、可愛らしいからと記念に買ってくださるもののなかでも、エレファンティーノのアイテムは非常に多いように思います。
そこで、象ってそんなに好かれていたかしら? と思い、ネットで検索してみたところ、とーってもマニアックな象のホームページを見つけてしまいました。象の歴史から、みやげ物のようなマスコットまで、世界中の象についてはここで調べれば全てわかるのではないか! と言っても過言ではない充実ぶりに目を見張りました。
しかし、そんなマニアックなホームページにもうちのエレファンティーノはいませんでした。というわけで、象の世界でもなかなか知られていない、知る人ぞ知るエレファンティーノ。いつかあそこのホームページにLANCIAのエレファンティーノが掲載される日が来るのでしょうか? ちょっと楽しみです。
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12:33 by ぴろり |
体力勝負
天高く馬肥ゆる秋、なんて言葉、初めて聞いたのはいつのことだったでしょうか。
小学校の頃、秋の運動会で来賓のオジサンとか校長先生が長々と挨拶しているのをうっすらと覚えているような……。もちろんワタクシは「前を向いてろ、パシッ」なんてアタマを叩かれながらグラグラしてたんで、あまり覚えてないんですが。
まあ、とにかくそのおかげか何なのか、スカッと乾いた秋晴れの空を見ると「天高く〜」がアタマに浮かんできてしまい、おまけに運動会の準備に使った白線を引く粉? あのニオイが鼻の奥の方にツーンとよみがえってしまいます。
というわけで皆さん、運動してますか? 洗車、ドライブ、レストア……、なんてクルマ趣味に明け暮れていると、イザっていうとききっと困ったことになりますよ。
往年の名車はもちろん、最新のモデルだっていくら信頼性が上がったとはいえ、イタ車はイタ車。絶妙のタイミングでヒューズがプチッと飛んでしまったり、満タンのはずのガソリンが一滴も入ってなかったりなんて朝飯前なんですから。
○×付近を先頭に故障車渋滞3km、の先頭に立つのはゴメンです。万が一、その先頭になってしまったとしても、「オリャッ」とばかりに押せるくらいの体力はつけておかなくっちゃ。
さっそく明日からジョギングでもはじめましょうか。「肥ゆる」対策のダイエットにもなるしね。
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13:58 by ジョナタン |
めざましデビュー失敗!
先日のこと。
「フジテレビのめざましテレビという番組の○○と申しますが……」
と電話がかかってきました。番組の中の東京見聞録というコーナーで、四谷を取り上げるので取材をさせて欲しいということ。で、先週の水曜日にレポーターさんとスタッフ数名で当店に取材に見えました。
実はきょうがその放映日で、そのコーナーは6時14分頃からと聞いていたので、早起きして番組を見ていました。
ところが……全然映ってない。
もともと数分間しかない短いコーナーだから、数秒だろうな、とは思っていました。でも、映っていません、全く。つまり編集でカットされちゃったんですね。あ〜あ、と思いながらお店に出勤してきたんですが、そのめざましテレビのディレクターさんから電話が。
「朝になって、ニュースが増えてしまって、東京見聞録のコーナーを短くしなければならなくなりまして……」
と、とてもすまなそうにおっしゃっていました。
確かに、台風や竜巻の被害のニュースや、ローマ法王の発言の問題、いろいろ伝えなければならないことが多かったですもんね。仕方がないと思います。
カットされてしまったことはもちろん残念でした。でも、わたしはその女性のディレクターさんが、とっても一生懸命な方だったので、すごく救われた気持になりました。正直、今までテレビの取材の申し込みって何度もいただいたことがあるのですが、そのいらっしゃった方々にあまりよい印象を持てませんでした(もちろんテレビの仕事に携わる方全てがそうとは言いません)。
でも、今回の方は取材部分がカットされたことを何度も謝りながら「これに懲りずにまた何かありましたら、よろしくお願いします。」と丁寧におっしゃっていたんです。
“めざましテレビデビュー”には失敗しましたが、その方のひたむきさに触れて、ちょっと気分が良くなったたまごでした。
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13:51 by たまご |
模様替えとマレリのウェア
今月あたまに店内の模様替えをしました。
もう3年近く大きな変化はなかったので、この模様替えでちょっとリフレッシュ。風の通り道も変わったような気がします。
模様替えをして気がついたことは、衣料品が結構多いのだな、ということ。衣料品の展示スペースを増やして気付きましたが、洋品店を開けるのでは!? と思うくらいの量がありますよ。
わたしの一押しは、やはりマレリのジップアップブルゾンでしょうか。欲しいのですが、女性のわたしにはちょっと大きいサイズなのです。残念。
どのカラーもとても魅力的なんですよね。しかし、もう生産終了ということで、いまあるだけで終わりなんです。悔しいなぁ。買物は出会いですから、ひとめぼれしたものは、出会ったときに買わないと後々後悔してしまいますよね。
うーん。秋になったし、お買物したいなぁ。
最後に、台風の被害にあわれた地域の皆さま、心からお見舞い申し上げます。
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12:18 by ぴろり |
忘れ物?
どうよ、どうよ、どうなのよ。
出るの出ないの、いったいどれだけヤキモキさせたら気が済むの? 人の気も知らないで、ったくもう。
で、今度こそ間違いないでしょう。たぶん。
ホントに……?
8C Competizione! パリサロンに登場だそうです。ネット上にはすでに量産仕様のプレス・フォトがイロイロと流れているのでご覧になった方もいらっしゃるとは思いますが。
とりあえず一安心、といったところでしょうか。ほら、コンセプトモデルはあれほどカッコよかったのに、市販モデルは「あらら……。」ってモデル多いでしょ。そういった意味ではもう、大合格! って感じ。Alfa Romeo、よくできました! おーい、山田君、座布団10枚持ってきてあげて。
パッと見たところコンセプトモデルと量産仕様、ほとんど違いは見あたらないと思うんですが、どうでしょう。リアバンパーはやっぱり別体でしたね。まぁ、このくらいは仕方ないでしょう。しっかり組み立ててもらえることを期待しましょう。リアフェンダーの、あのラインが崩れたらどうにもなんないですもん。どうしてもガマンできないっていうんならパテ埋めしちゃえばいいんだし。(パテ埋めって……。)
そんなことよりフロント周り。ガバっと開くんですね。よかったぁ! おかしなところにカットラインが入ったらどうしようかと、もうそれだけが心配で心配で。ボディはカーボン製だそうで、きっと片手でかる〜く開けられるんでしょうね。
細かなところはよくわかりませんが、フロントフェンダーサイドのエア・アウトレット? あそこのメッシュがボディ同色ですね。ヘアライン仕上げのアルミフレーム付けて、メッシュ部分はブラックアウトして、なんていいと思うんですが。オプションでクロームメッキのメッシュもあったりして。
あとホイールもオリジナルの10本スポークのほうが……。
すみませんでした。明日にでも買いに行くような気分になってました。生意気なこと言ってホントにゴメンナサイ。
あ、あとフェンダーにCentro Stileのエンブレムが付いてないんですけど。
忘れただけ?
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11:25 by ジョナタン |
血は争えない
携帯電話を買いました。
これは、わたしのことではありません。このページを欠かさず毎日チェックをしてくださっている方ならばおわかりになるかと思いますが、わたしの母の話です。新宿駅での待ち合わせで、携帯電話を持っていない母と全然時間どおりに会えないことを書いたことがあります。その母のこと。
「たまごちゃん(実際は本名で呼ばれてます)と待ち合わせの時とか便利でしょ、それにみんな持ってるし、お母さん買おうと思うの」
と言って、実際買ったんですよね。わたしと会う約束があったので、その前までに買っておこうと思ったみたいで。待ち合わせ前日にわたしの携帯にちゃんとかけてきて、番号を知らせ、明日ね、とその日は電話を切りました。
で、待ち合わせ当日、自分の家の最寄駅に向かう途中で、携帯電話が鳴りました。あ、母だと思い電話のディスプレイを見ると、なぜか公衆電話の表示が。不審に思いましたが電話に出ると、やっぱり母でした。
たまご「なんでせっかく買ったのに、携帯電話でかけないの?」
たまご母「かけようと思ったら、充電してくださいって……」
母の話では、お店のひとに「1ヶ月ぐらいもちますよ」と言われたとのこと。絶対にそんなことはありえないので、きっと母が聞き間違えたか独自の解釈をしたのでしょう。喜んで、前日にいろんなところにかけたりして、まったく充電してなかったんですよね。
すごくおっちょこちょいなんです。
でも、そういう母の姿を見ていると、やっぱり血は争えないな、と思います。だって、そんなおっちょこちょいなところとかすごく似てますから。
イタ雑の週末はご家族連れが多いです。顔もそっくりだけど、クルマ好きなところもそっくり、なんてみなさんがたくさんいらっしゃるとき。やっぱり血は争えないな、ってお話、是非聞かせてくださいね!
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13:40 by たまご |
ほっこり
こんにちは。ぴろりです。
きのうは当店に、F1がとても好きで非常に詳しい常連さんがいらっしゃいました。シューマッハの引退のことをほんの少しだけお話して、というよりも、わたしが一方的に話してしまいました。すると最後にその方はいつもの穏やかな顔でこう言いました。
「来年のF1が開幕したら、寂しくなるかもね。シューマッハがそこにいなくなったらね。いまはいるからアレだけど……。」
そうだなぁ、と思いました。わたしはそれほどシューマッハに思い入れがないので到底その方の寂しい気持を知ることはできないけれど、きっとそうなんだなぁ、と思いました。
物静かに店内を丁寧に眺めているその姿を見て、なんだか少し優しい気持になれました。
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12:40 by ぴろり |
憧れは……
いつもきょうのイタ雑をご愛読の皆さま、ありがとうございます。ぴろりです。
さて、突然ですが、わたしはいまアバルトのエンブレムが妙にすきです。はじめて見たときは赤、黒、黄色が、まるでロシアのプロパガンダポスターのようにみえました。ちょっと過激な印象で、あまり好みではなかったのですが、いまとなってはその基調色が絶妙にカッコイイなと思うのです。
クルマは買うことができなくっても、せめてエンブレムくらいなら、と思い始めているきょうこのごろ。憧れは額装エンブレムなんですよねぇ。でも、生憎わたしの小さな部屋ではちょっと飾る場所を探すのに苦労するのですけども……。
いつかは大きな家の階段の壁あたりに、さりげなく上品に飾れたらなぁ、なんて密かに考えているぴろりでしたー。
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13:18 by ぴろり |
レイニーディ
きょうの四谷、小雨がぱらぱらと降っている。
うっかり傘を忘れて外に出たわたしは、からだに張り付いた瞬間ににじんでなくなる雨粒に濡れた。この感覚、5日間のロンドンがよみがえる。いつも曇り空で、通りに出れば始終雨粒がからだにまとわりついていた。わたしはヨーロッパ人気取りで傘はささず、ちょっと強い雨が降った日はレインコートを着て歩いた。
HMVで流れていたマンチェスターの音楽も、テイトモダンで見たルイーズ・ブルジョワのスパイダーも、橋の向こうで鳴っていたビッグベンの鐘の音も、からだにまとわりついた雨が全部ここへ呼んでくる。
だけど、ここは東京。帰りにはきちんと傘をさして風邪をひかないように気をつけなくっちゃ。夜の道は暗いから明るい色の傘でもさして帰ろうか。Ferrariの傘はちょっとわたしには派手すぎるかな。
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12:53 by ぴろり |
グッバイ! シューミー
『シューマッハ引退!』
というニュースを聞いて少なからずショックを受けた方は多いのでは?
わたしもその一人。特に最近F1を見ることもなく、結果をニュースで見るぐらいだったにも関わらずやっぱりちょっとショックでした。使い古された言い方ですが、「ひとつの時代が終わったんだな」という感じでしょうか。
セナが活躍していた頃は結構F1を見てました。ちょっと古いですが、88年とか89年には鈴鹿にも見に行きました。中嶋も活躍していた頃です。あの当時は、セナを筆頭にマンセル、プロスト、ベルガー、ピケ――etcと結構役者が揃っていたように思います(興味を持って見ていたからかもしれませんが)。
セナが亡くなった94年のサンマリノGPの時、トップを走るセナを猛追していたのがシューマッハでしたよね。セナの最後の姿を後ろから見ていたのが、当時まだ若くて、ぐんぐん台頭して来ていたシューマッハだったということがなんとも象徴的で、やはりその時も時代の終わりを感じたものです。音速の貴公子から赤い皇帝へバトンが渡された瞬間だったんでしょう。
憎らしいくらいに強かったシューマッハ、あまりに勝ち過ぎてF1が面白くないと思ったことさえありました。「またシューマッハが1位でしょ」って。でもやっぱりすごいです。F1に乗り続けることもすごいし、勝ち続けることもすごい。
しかし物事にはやっぱり終わりがあって、そんなに強かったシューマッハがマシンを降りる時が来たんですね……。
セナから受け継いだ勝利のバトンを、シューマッハは誰に渡すのでしょう?
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13:55 by たまご |
その名はMC
世界最初の自動車レース、ご存知ですか?
初開催はなんと1894年です。いわゆる内燃機関を使った自動車が走り始めて間もなく、レースは始まったんですね。
初めて自動車を手にした人物が、2番目に手にした人物とその性能(スピード)を競い合うためにはじめた、というのがその起源のようです。
本来、人々の移動手段として生まれてきただけにそのスピードを競いあうのは自然の流れ、といってしまえばそうなのかもしれませんが、単に「移動手段としての速さ」という面から見れば、いまや新幹線やTGVなんて300km/h、旅客機は900km/hです。
もちろん各国の鉄道会社や航空機メーカーは威信をかけてその移動速度を競い合っているんですが、かといって人々はそのことに熱狂的になったりしないじゃないですか。
そう考えるととっても不思議です。
車が何台か集まって、凄いスピードで走り回るレースに、「走る実験室」とか、「性能をアピールする効果的なプロモーション」なんてもっともらしい理由を並べられても、ちょっと「うーん、」って感じ。
そういった意味で、我らが愛するイタリアは「とにかく速いのが一番!」「レース大好き!」スタンドを埋め尽くす観客の姿、そして勝者を見つめるスタッフの無邪気な笑顔からそんな熱気がストレートに伝わってきます。
Ferrariを筆頭に、Alfa Romeo、FIAT、LANCIA、Lamborghini、揃いも揃ってみんなレース大好き!でしょ。
えっ、大事な何かが抜けてる?
忘れるワケないじゃないですか。日本初上陸、ついにやってきました! その名は「MC」。
超! ご期待ください!!
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14:01 by ジョナタン |
BECKER君、現る!
カーナビを買った。ドイツ、BECKER社製の本体一体式ポータブルタイプ。知り合いの店でディスカウントしてもらって390ユーロで手に入れた。日本のカーナビの機能と比べたらそれはお話にならないくらいのオモチャだけど、知らない土地に行くのに地図を見るよりはましだろう、という程度の気持で買ってみた。でも、390ユーロってのは今ほとんど6万円。決して安い買い物じゃない。
ということでそのカーナビをお供に9月6日朝、オーストリアに向かった。そう、このカーナビ、ヨーロッパ37カ国の道を知っている。シガライターから電源を取り、ダッシュボード上に吸盤でセットする。モニターのサイズは縦55mm、横75mmほど。小さい。スイッチを入れ、目的地オーストリアの住所を入力すると、10秒ほどで画面が地図に切り替わり、そして目的地までの総走行距離、所要時間が表示された。808km。8時間20分。へぇ、ウソでも凄いじゃん。ちょっと感動する。
さて、走り出してみると、予想に反してこれがなかなか使えるのだ。音声案内のタイミングも、モニターのスクロールスピードも、十分にカーナビしている。故意に案内ルートを外れて走っても、ルートの再検索もなかなか速い。問題はGPSを時にキャッチできなくなることで、そうするとじっと固まってしまう。イタリア、トリノからオーストリアへは国境付近を中心に頻繁にトンネルを抜けていくのだけど、そのたびにBECKER君は休憩を取る。
で、着いた。無事、オーストリアに。特に目的地の市内に入ってからは、BECKER君、めざましい活躍ぶりで、セットしておいたホテルまで従順な下僕になって正確に案内してくれた。所要時間にもほとんど狂いなし。もう、この1回だけで僕はもとを取ったようないい気持である。やっぱりねぇ、ドイツ製だからでしょうか。シンプルな機能しか搭載していないけど、カーナビはこれで十分、と質実剛健な説得力だ。これがイタリア製だったら、散々寄り道させられた挙句、明日出直そう、と最後には家に戻ってきちゃったりしてね、なんて結構あり得るかも。
でも、ちょっと思うなぁ。僕はイタリアの道を地図なしで走れるようになるのにたっぷり5年はかかった。なのにこんなカーナビひとつで、きょうやって来たってどこにだって行ける。ちょっと悔しい。悔しいからトリノ市内を走るときはBECKER君を無視して、自分が心細さと戦いながら覚えた道を行く。そんなちっぽけな矜持が、それはほんとにとってもちっぽけなんだけど、いつだって僕が友としてきたものだ。BECKER君とも、もちろん友達にはなれたけど。
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10:59 by サンサロ |
ALFAのキーホルダー
初めてALFAのキーホルダーを見たのはもう40年も前のことです。従兄弟のクルマのキーホルダ−がALFAで、これはイタリアのアルファロメオと言うクルマなのだと教えてくれました。当時中学生だった私はそれを聞いて、なんとロマンチックな名で、なんとすばらしいデザインのマークであるかと感動したものです。それが私とALFAとのはじめての遭遇でした。
二度目にALFAのキーホルダーに触れたのは25年前、日英自動車がALFAを正規輸入したときのことです。
その時ハガキで自分の所有するクルマのデータを送ると、キーホルダーを送ってくれたのです。送られて来たものは、ブラウンレザー(合成皮革)にプラスチックのALFAマークの付いたものでした。いつかはきっとALFAに乗ってやるぞと、そしてそのときのためにとっておこうと思い、しまっておきました。
その後、すぐ日英はALFA輸入より撤退し、大沢商会が輸入を初めたのはその5年ぐらい後でした。私は164の輸入2号車を大沢より入手し、その後10年乗りました。しかし、大切にしまっておいたキーホルダーのことはすっかり忘れていたのです。それをなんと先日発見しました。そして、いまやALFAを所有する身になれたのだと、昔の感慨にひたったしだいです。
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11:47 by オリオール |
ガウディとカフェ・トリノ
ひょんなことから、きのうはスペインのサグラダ・ファミリアを思い出しました。
自分が生きている間に、その完成を見ることはできない。そう分かっていながらも、この建物を造り続ける人たちの目には一体何が映っているのでしょうか。
サグラダ・ファミリアとは人々の現世の罪をあがなうための大聖堂。場所はスペイン、1883年にアントニ・ガウディによって建設の着工が行われたこの大聖堂、その完成はあと100年後なのか200年後なのか、それさえもわからない。それでも、ガウディの意思を受け継ぎ造り続ける人がそこにはいるのです。そこには一体どんな蜜があるのでしょうか。
ところで、ガウディは建築家としてこのほかにもたくさんの名立たる作品を造ってきたようです。彼の作品年表を何気なく見ていると、わたしも知っている固有名詞が突然現れました。
『カフェ・トリノ』
なんとガウディはこの歴史あるトリノのバールの内装を手がけていたのです。人生を生きた人ガウディが、どんな思いでこのトリノのバールを考えたのか、ちょっと知りたくなってしまいました。そして、知るということの楽しみをきょうもまたひとつ味わえたことに感謝。いつかガウディを思いながら、ゆっくりと濃厚なエスプレッソを飲んでみたいと思います。
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12:15 by ぴろり |
確率
生まれてから死ぬまで、人は一体何人の人と出会えるんでしょう。
日本だけでも1億2千万人。世界中で考えたら数え切れないほどの人たちの中で、一生のうちに出会えるのはほんのひと握りです。だから、今知り合っている人って、すごい確率の中で出会っているわけですよね。なんか、そう思うと大事にしなきゃな、なんて思います。
そういう少ない出会いの中で、影響を受ける人っていますよね。わたしはこれまでの中で何人か尊敬できる人に出会うことができました。
自分に足りないところを持っている人にはスゴク憧れます。若い頃にはずっと“揺るぎない自分”が欲しいなと思ってました。だから、物事に動じず、(がんこという意味ではなく)自分というものをしっかり持っていて、自分の意見をキチンと言える人に憧れました。何にでも真っ直ぐで、どんなことにも真剣に誠実に取り組むその人を尊敬していました。自分もそうありたいなと。
今の自分が果たしてそうなれているかは疑問ですが、その人の姿勢や生き方に影響を受けたことは確かです。もし出会わなければまた、もっと違った自分だったかもしれません。そんなふうに出会いの確率、そして出会いの影響について考えます。
かなり涼しくなってきたのでわたしの空想癖がこんなふうに出てきちゃってるんですよ。父と母が出会わなければわたしはここにいないし、いないだけじゃなくて別の誰かが生まれてたかもしれないんだよな、なんて、また答えの出ないことを考えています。秋なんで。
きのうの紀子様ご出産のニュースを見ていて、あのお子さんの未来にはどんなことが待っているのかな、と漠然と思いました。普通に生まれるのだって大変なのに、あの宮家のお子さんとして生まれるっていうはまたすごい確率なんだよなぁ。それも男の子。きっと想像もつかないくらい大変なんだろうな――。
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12:58 by たまご |
秋の味覚
今日は全国的に雨模様、のようです。
こうして一雨ごとに涼しさが増し、ある朝家を出た瞬間、「今日から完全に秋」という空気に包まれるんですね。絵に描いたような秋晴れの空と、夏のそれとはあきらかに違う「軽い風」は、お祭りが終わった次の朝、みたいなちょっと物悲しい気持ちになるので、どちらかといえば苦手な季節です。
と、感傷的な気分に浸っていても、この時間になるとお腹はすいてきます。(どんな展開のハナシだ?)
ここイタ雑がある四谷近辺は、いわゆるオフィス街とも違うし、かといって繁華街という感じでもなく、我々スタッフも日々の食事には意外と? 苦労しています。
誰かが休憩から戻ってきたときの一言は、ほぼいつも一緒。「お帰りなさい。で、何食べたの?」
あぁ、せっかく秋の街を感じながらもう一仕事がんばろうと思っているのに、もちょっと気の利いたこといえないんでしょうか。とはいえ、毎日「ラーメン」としか答えていないこちらにも問題はあるんですが……。
食生活にまったく季節感が感じられない今日この頃、たまにはそれらしく、今日は栗ご飯でも食べてみようかなと思いつつ、たぶんラーメン食べにいってしまうジョナタンでした。
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13:37 by ジョナタン |
欲しかった、かも
こんにちは、お久しぶりです。マーチです。
携帯電話で『まーち』を変換しようとしたらMARCHが一発変換されました。
他の月を入力しても変換されないので、3月の意ではないですよ、きっと。
そう、多分NISSANのアレです……。
さて先日、お買い物をするために渋谷の東急ハンズへ行ってきました。東急ハンズといえばLOFTと並んで商品種類の多さ、見て飽きない面白さNO.1ですよね。
色々な発見があるので私は時間のある時によく足を運んでいるのですが、なんと今回はセールの真っ只中に遭遇! セールやってるなんて知らなかったぁ〜、不覚。
もちろん、驚きを求めて片っ端から棚を見ていきます。そんな私の目に飛び込んで来たのは、車の部品売り場……らしきもの。ショックのバネが転がってたり、明らかにBMW用と思われるヘッドライトカバーが1,000円だったり。これ、どこから拾って来たんだ? という品々のオンパレード。だってどれも埃かぶってるような状態なんですもん。
でもちゃっかり見ちゃうのが車好きです。そして無意識のうちにイタリア車関連のものを探してしまうというのも職業病の一つです。おっと、ありましたありました!
FIAT500のメーター?
しかも3,000円もします! げげっ! こんなにするの!? っていうかなぜ此処に?
閉店時間になってしまったので見るのも早々に引き上げてしまいましたが売れ残ってる感がいっぱいのクラッチカバーや謎の部品が未だに頭から離れません。何に使うんだよ、と聞かれると困りますが……欲しかったかも、部品たち。やっぱりハンズは凄かった(笑)。
え? メーター欲しかったですか? すいません、手持ちが足りなかったもので仕入れに至らず、です。貧乏学生ですいません。以前お客様が仰っていました。お金を持ってくるとちょっとでも気に入ったもの全部買いたくなっちゃうんだよね……。
あぁ、きっとこの気持ちなんだな、と実感した今日この頃です。 |
12:16 by マーチ |
誕生日
きょうでイタリア自動車雑貨店は11回目のお誕生日を迎えました。
おめでとう、11歳。
そのうちわたしが知っているのはまだ3年。ここをご覧くださっている方のほうがわたしよりずっとずっとイタリア自動車雑貨店をふるくからご存知だったりするのでしょうね。
こんなことを言うのはちょっと変かもしれませんが、密かにイタリア自動車雑貨店の大ファンのわたしにとってとても羨ましく思います。
さて、誕生日といって連想するものといえばなんでしょう。
わたしはといえば、シャガールの『誕生日』です。
たしか上野の美術館で何年か前に見た記憶があります。赤いジュータンととても幻想的な新郎新婦の姿が印象的で恍惚としてしまいました。
みなさまは誕生日と聞いて何を連想しますか?
ご来店の際にはみなさまの誕生日(について連想するもの)を是非お聞かせください。エスプレッソでも飲みながらいかがでしょうか?
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12:19 by ぴろり |
影のボスは?
「イタリア自動車雑貨店で一番売れているものは何ですか?」
とみなさんによく聞かれます。常に販売数の1位をキープしているのはご存知Alfaのフレグランスシートなのですが、実はすごく売れているものがあるんです。それは――
シフトノブ。
特にmomoのシフトノブですね。
ちょっと調べてみました。8月31日までの8ヶ月間、243日でmomoのシフトノブの販売総数が、なんと“452”個。毎日1.86個販売している計算になります。フレグランスは単価が安いですからあの販売数の多さも納得なのですが、シフトノブは1万円弱の価格。決して安いものではありません。それなのにこの販売数。正直ビックリ。
入荷する時って、20個、30個と届くので、在庫置き場は結構いっぱいになるんですが、そういえばみるみるうちになくなってますね。「あれ? ちょっと前まであんなにあったのに〜」ってよく言ってます。以前イタ雑にいたスタッフにも言われたことがありましたね。「こんなにシフトノブの在庫を持ってて大丈夫なのかな? と思ったんですよ。でもあっという間になくなったんでホント、びっくりしました」って。
全国に出荷しているのはモチロンですが、ご来店でお買い上げのお客様がとっても多いんです。無料でお取り付けをしていますので、週末なんかは『シフトノブ祭り開催!』みたいなことも。
「ジョナタン、次こちらのシフトノブ147にお取り付けね!」
「その次は156GTAにこれね!」
「それが終わったら今度は……!」
シフトノブを取り付ける合間にペダルやフットレストの取り付けが加わったりして、ジョナタンは大忙し。お昼過ぎに外へ出て行ったきり、夕方まで帰ってこないなんてこと、週末はザラです。
日本一シフトノブを取り付けている男(わたしが勝手に命名しましたけど、多分本当にそうだと思います)ジョナタンがみなさんをお待ちしていますので、どうぞご来店くださいね。どんどん取り付けますよ!
フレグランスの販売数の多さに隠れてはいますが、実はシフトノブの実力はなかなかのものなんです。影のボスと言えるかも。
巷で(一体どこでだよ!)イタ雑の影のボスと恐れられている!? たまごでした。
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13:21 by たまご |
Purple Haze
現在、気温30度。夏はまだまだ!ってことにしてください。もうちょっとだけ夏気分を……。スイカも食べてなければ花火もしてません。もちろん夏恒例のビーチパーティーも!
そんなことしたことないけど……。
というわけで、やっぱりスゴかった! 155MARTINI。あっというまの完売でした。ありがとうございます。さすがは155、というべきか、さすがはNannini!というべきか、もちろん両者の合わせ技、そしてMARTINIの魅力が加わって、最強ってことなんですが。
ところでご存知ですか、Nannini。かなりの愛煙家だということを。近年のF1パイロットたちはやっぱり「アスリート」感漂わせるだけあって、煙草なんて吸いません。シューマッハと煙草、やっぱり違和感ありますもんね。でもNanniniは違いました。さすがにコクピットでは吸わなかったようですが、レーシングスーツ姿で喫煙する姿はけっこう印象的でした。
あの悲劇的なアクシデントの後も、医師の「回復が遅れるから」という忠告にも耳を貸さず、思い切り吸い続けたらしいですから。
そんなNanniniのファンだけに、というわけではないんでしょうが、今回の更新で登場したAlfa純正LED付灰皿、意外なほどの大人気です! 最近のAlfa(に限らず)車内の灰皿、とっても小さいですもんね。しかもとんでもない場所にありますから。まるで「灰皿? あぁ、付けときましたよ」程度の扱いです。
予想を上回る人気振りに、初回入荷分は完売してしまいました。が、もちろん続々入荷予定です。すみません、もう少しだけお待ちください。
そうそう、これもLEDです。 |
13:02 by ジョナタン |
驚異の人気! LED
今年の夏ももう終わりました。
みなさん、どんな夏をすごされたのでしょうか。
さて、きょうは9月1日、ことしもすっかり後半です。当店スタッフはまたきょうからイタリアでの仕入れを再開。今月はどんな新作が登場するのかわたくしたちスタッフもとても楽しみです。わくわく。
ところで本日はWEBイタリア自動車雑貨店の更新日。
予想通りの結果で、Alfa Romeoコレクション155は即完売。意外な路線では光る灰皿があっという間に初回入荷分完売。こちらのアイテムはまたすぐに入荷しますので、チェックをよろしくお願いします。
この光る灰皿のライトは、いまやライトの主流ともなるべく凄まじいはやさで街中に溢れ始めたLEDライト。自転車のランプや信号機、先日は犬の首輪にもついているのを見かけました。こんなところにまで! と、思わず振り返ってしまいました。
当店では、この灰皿のほかに、ミニライトキーリングとマイクロツールでLEDを見つけることができます。このミニライトキーリング、ちょっと狙っています。青白い光なので、FIATにしようかなぁ。うーん、Alfaも捨てがたい。どう思います?
って買物相談している場合ではないですね。通信販売出荷にむけて、準備はじめまーす。
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12:08 by ぴろり |
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